育児休暇に入って約6年間、立場こそ教員でしたが…
実際には、専業主婦として、子育て中心の日々を過ごしてきました。
- 晴れた日は毎日子どもを散歩に連れて行く。
- (まだ夫の帰りが遅いときも、早く帰れる日は)なるべく家族揃ってご飯を食べる。
私がこの二つを大切にしていたことは確かですが、正直きついなと思うこともありました。
そんな過去の自分を振り返り、ついこの間まで「前(特に一人目のとき)は力の抜き方が分からず、私もばかだったなあ」と思っていました。
もう過ぎたことなので、今では笑って話せますが。
でも、最近急に、‟どれも無駄じゃなかったのかもしれない・・・”。そう思えるようになりました。
娘が学校帰りに持ち帰ったもの
先日、「ただいま~」と玄関を開けて学校から帰ってきた娘が手にしていたもの。
いつも同じクラスの数人の男女で帰っています。
それは、帰り道に摘んできた草花でした。
「何か(花を生ける容器)ない?」と聞いてきて、自分で選んで生けたのがこれ。
はじめは同じ器に生けていましたが、どうやらバランスが悪いと、それぞれ別の器に生けることに^^
これを見たとき私は、道端に生えている小さな草花に心惹かれ、家に持って帰ろうと摘んだその娘の様子を想像し、とても温かい気持ちになりました。
私が一番きつかったのは娘が2歳で長男0歳だったころ。
長男を抱っこし2歳の娘を連れてお散歩するのは気持ちよくもあったけれど、出るまでの準備が大変だったり、寒い日に出かけて長男が風邪を引いて後悔したり…苦い思い出もあります。
「こんなことするくらいだったら、子どもを保育園に預けて、働きに行った方がいいんじゃないかな。」と思ったことも一度や二度じゃありません。
でも、今の娘のこういう姿をみると、
毎日毎日外に出てただ近くの道を歩いたり、
草花を摘んだり、
どんぐりを拾ったり…
そんな日々も無駄じゃなかったのかな、と思います。
先月の「中秋の名月」に子どもたちがしたこと
先月9月24日の休日、昼過ぎから家族5人でプールに行き、その帰りの車の中で「今日は中秋の名月」ということを知りました。
すっかり忘れていました。
昨年ベランダでお月様を見ながら白玉団子を食べたのですが、子どもたちはしっかりとそれを覚えていて・・・
即座に「お団子作ろう!」と。
もうこれから帰ってご飯をつくってゆっくり食べて…などと考えていた私は、正直やめてくれ~と思いましたが(笑)
子どもたちの行動力がすごかった!!
長女がススキを探すも無かったので、社宅の雑草を拝借。
セッティングは全て長女によるもの。
このあと付箋で5人分の名札を作り、座席に貼っていました。
長男は白玉団子担当。
ずいぶん上手になったね~。
この後長女が手伝っていました。
子どもたちの意欲に押され、夫がコンビニへゆであずきを買いに出かけました。
次男は…
私とお風呂(笑)
ご飯を食べ終わった後は、お待ちかねのお団子タイム。
あいにくの曇り空で、結局お月様は姿を現しませんでしたが…
夫が何やらさささ~と作業し、作ったものがコレ。
手作りの月(笑)うさぎが餅つきするところも描かれています(笑)
よく見ると天井近くにも手作りの月が!
娘が作ったもの!流れ星まで☆(ご飯前に作っていたようでした。いつの間に!?)
親子でやることが被ってる!!と大笑い^^
手作りのお月様をみながらみんなでお団子を食べました♪
ちょうど茹で栗があったので一緒に♪
以前、まだ夫の帰りが遅かったころ、たまに早く帰れる日がありました。
それでも帰宅時間は7時半すぎ…。
夫を待つとなると、お風呂を先に済ませておいても、夕食を食べ始めるのは8時前。当然寝かしつけも遅くなります。
当時、普段は6時から晩御飯、7時半からお風呂に入る生活をしていました。
「子どもたちのリズムを壊さない方がいいのかな。」
「夫を待っていると夜の一人時間が短くなるな。」
などと思ったこともあります。
でも、こうやって長女も、長男も、次男も!?(笑)家族で食を楽しんでいる姿をみると、
できる限り家族揃って食事をしたり、
台所が汚れること覚悟で子どもたちに手伝いをしてもらったり…
そんなことも無駄じゃなかったのかな…と思います。
おわりに
私が子育てをしてきた約7年間は、正直、楽しかったという思いよりも、「きつかった、苦しかった」という思いの方が強いです…。
でも、そのどれもが今に繋がっていて、無駄なことなんて一つもない。そう思えるようになりました。
きつい最中にいるときは、そう感じることが難しいけれど、少し霧が晴れてくると過去に感謝できるようになってきました。
今では『今の自分があるために、これまでの自分があった』
そう考えられるようになりました。
そして今の自分は、未来の私に繋がっている。
今、私にできることは、自分が正しいと思う、やるべきことをやるだけ。
そうすると自ずと道は開けていくのだと確信しています。
お読みいただきありがとうございました。