前回、「学ぶ」ということについて記事を書きました。
子どもの学びたい気持ちを大切にし、『学ぶことは楽しい』と伝えたい。
これは、言い換えると、子どもが本来持っている力を信じることです。
しかし、そんな私も、
- しつけやマナー
- 対人関係
そういったことに関しては、子どもの力を信じることができませんでした。
「今ちゃんと教えなきゃ!」
「小さい頃にできていないと大人になってもできない。」
そんな風に考えていたのだと思います。
今思うと、そんなことあるわけないじゃん、って思いますが…
今日は、そんな苦しい毎日を送ってきたからこそ気づいた「子供たちに今一番伝えたいこと」について書きます。
私、本当にこれでいいの?答えの見えない日々
以前の私は、正直「子育て楽しい」なんて思えませんでした。
- 周りに不満
- 子どもに怒鳴る
- 毎日イライラ…
苦しい、辛いことの方が断然多かったです…。
その頃は、子ども(長女)もまた、満たされていないように感じました。
子どもと関わりたくて教師になって、
自分から望んで親になった。
その結果がこれ・・・?
絶対に違う!と分かってはいましたが、なかなか自分を変えることはできませんでした。
どんな教師だったんだ?と思われるかもしれませんが、仕事ではこんな感じではありませんでした(笑)大変は大変でしたが…(笑)
教師と親は全く違う!これは子どもを生んだ教員の友達、誰もが言うことです。
そんな中起こったことが「娘が小学校に上がって泣いたこと」でした。
娘が私に教えてくれたこと
娘が小学校へ上がって泣いたことは、当時の私にとって悩みではあったものの、"来るべくして来た"という感じでもありました。
上手く言えませんが、教育的勘というような…
これまでの私の「~しなければならない」「こうあるべき」という考えに押しつぶされそうになった娘が、必死に出した"サイン"のように感じたのです。
もう目を背けることはできない…
教師だったというプライドを捨て、
いい母親になろうという見栄も捨て、
今、目の前にいる娘だけをみようと決心しました。
今思うと、娘は
- もっと自由にやらせて。
- もっと私を信じて。
- お母さんもっとラクにいて。そっちの方が嬉しいよ。
そんなことを言いたかったのだと思います。
大人から子どもたちに伝えたい、たった1つのこと
たくさんの失敗をして、今思うことは、
結局は、私たち大人が子どもたちに伝えられることは
『生きることは楽しい』
ということ。
子どもたちが『生きることは楽しい』と未来への希望さへ持っていれば、困難に遭遇しても自らの力で解決していけるのではないでしょうか。
逆に
- 将来に希望が持てない。
- 大人って大変そう。
- この世は「~しなければならない」ことばかり。
そんな思いをもっていたら、子どもが生きていく意味を見失ってしまうのも無理はありません。
- 大人って楽しそう
- 大きくなったら〇〇がしたい!
そんな、将来に希望を持てるようにするのが私たち大人の役目だと思うのです。
子どもたちに『生きることは楽しい』と伝えるため、私たち大人ができること
「~しなさい」「~じゃなきゃダメ」「どうしてあなたは~なの?」
そんなことを言われて、子どもたちは『生きることは楽しい』と思えるでしょうか。
毎日怒鳴られてばかりで、子どもたちは将来に希望が持てるでしょうか。
毎日イライラしている母親を見て、大人って楽しそうと思えるでしょうか?
はい、全て過去の私です。
それよりも、
たまには好きなことをする。
やりたくないことを無理してやらない。
家事は適当でも、鼻歌歌いながらご機嫌でいる。
はい、今の私です。
そっちのほうがよっぽど『生きることは楽しい』と子どもたちに伝わるのではないでしょうか?
そんなことを考えるようになって、私はいつからか機嫌よくいたいと思うようになりました。
- 機嫌がよかったら、子どもが失敗しても「大丈夫、大丈夫」とおおらかにみることができます。
- 機嫌がよかったら、子どもの話をしっかりと聞くことができます。
- 機嫌がよかったら、子どもの可愛さに気づき、子どもを信じることができます。
「機嫌よく生きる」以上に子どもにしてあげられることはないんじゃないかな?
それが今の私の考えです。
おわりに
私が子どもたちに伝えたいことは、『生きることは楽しい』ということ。
そんな風に考えると、子どもたちとの関り方が変わります。
ガミガミ言うのも違う。
何もかも制限するのも違う。
親自身が我慢するのも違う。
だから私はなるべく機嫌よくいて、自分自身が毎日を楽しみたい!
子育てを終えていない私に、それが正しいのか、正しくないのかは正直わかりません。
だけど、そんな生き方は、自分も楽しく、子どももキラキラして見えます。
教育に携わってきた一人として、私がこのブログで一番伝えたいことでもあります。
子どもは、親の影響を多大に受けます。
学校の子どもたちを見ていると、その背景に必ず‟家庭”が見えてきます。
教師の力も大きいですが、親には全く敵いません。
「親(大人)が幸せでいることが子どもの幸せに繋がる」そう信じています。
自分のためにも、子どもたちのためにも、幸せでいましょう。
お読みいただきありがとうございました。
子どもに伝えるべきことがはっきりすると、親としてどう関わっていったらいいのかが少し見えてくるような気がしますね。
教育は連鎖する、とはよく言われることです。
「生きることは大変」ではなく、もっとラクに「生きることは楽しい」と伝えていきたいですね♪
そう考えると、周りに頼るのはごく普通のことに思えてきます。
いつもコメントありがとうございます!
身に沁みました。
両親が楽しそうに生きていなかったら
子供は楽しく生きられないですね
これも世代間に受け継がれていくんだろうなって思いました。
苦しまずに楽しく生きていくために
頼れるものは頼ろうと思います^^