経験から学んだよりよい生き方

私たちは『悩みを生む考え方』を‟どこから”学んだのか?

前回、悩みは自分が人に期待したり理想を強く持つことによって生まれるということを書きました。

前回の記事はこちら。

悩みをなくす方法。そもそも悩みは「自分」によって作られる!?前回、こんな記事を書きました。 https://sarasaralife.com/archives/12239230.html ...

一体、私たちはどこからその考え方を学び、自分に取り入れてきたのでしょうか。

昨日の次男との散歩。
この後、工事現場でショベルカーに乗ったおじさんに会い、乗るか?とジェスチャーで合図してくれましたが、次男は「いやだ」と乗りませんでした(笑)

自分に影響を与えているのは、これまで出会ってきた人々

今の自分に影響を与えているのは

・家族
・親戚
・学校で出会った友人、教師
・近所に住む人
・職場の人たち…

これまで出会ったたくさんの人たちです。

赤ちゃんまでさかのぼると、そこからこれまでに見たこと・聞いたこと・感じたことなどによって少しずつ少しずつ今の自分の考え方が作られていったと考えられます。

一番影響力が大きいのは親

その中でも一番影響力が大きいのは、ほとんどの場合、育ててもらった‟親”ではないでしょうか。

長く一緒に居るので当然といえば当然です。

大人になってからよその家庭に行くと、習慣や考え方の違いにびっくりしたことはありませんか?

それくらい私たちはいつの間にか、家庭、特に親の考え方にどっぷりつかっているのです。

私の場合

私の母は自分のタイミングで皿洗いやその他手伝いを頼んだり、部分的に自分の思い通りに子どもが育ってほしいというところがありました。イライラしていることも多く…
子どもの頃はそんなこと何も感じませんでしたが。

関連記事です。

子供が自ら進んでお手伝いできるようにするための親の関り方子どものお手伝い、みなさんはどんな風に考えていますか? 毎日必ず何かをさせる。 一つ仕事を決める。 時間がかかるか...

〇教員採用試験は地元(熊本)を受けなさい。

〇親戚付き合いはこうあるべき。

一時はそれに対して悩んだこともあります。

そして、いつの間にか私も夫に「察してよ」という見えないオーラを醸し出す技を身につけていきました(笑)

子育ても周りの目を気にするように。

友人の話

この記事に出てくる友人の話。

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小学校からの親友で、高校まで一緒でした。

友人はいつも元気いっぱいで勉強もできる、スポーツもできる、優しい。
同性からも異性からも慕われていました。
高校のころは周りから「私が子ども生んだら〇〇ちゃんに育ててもらいたい!」とまで言われていました。
私も納得です!不思議とそれを羨ましく思う気持ちはありませんでした。本人はそれを何とも思っていないところがまた素敵♪今は離れて住んでいて連絡を取ることは稀ですが、それでもお互い信頼し合える関係です。(友人がどう思っているかは分かりませんが・笑)

数年前、何かの用で連絡をとったとき「〇〇って悩みとかあるの~?」と聞くと、

「う~ん、そんなにないかな~。もしあっても車でドライブしたらスッキリするかな~」と。

当時の私にとってあまりにも衝撃でした。
友人は仕事もしていました。結婚して子どもがほしいと言いつつも当時は誰とも付き合っていませんでした。
今は結婚して子どもが一人います。

人は反応を選ぶことができる!

『7つの習慣』の一節を紹介します。

※彼:ヴィクトール・フランクル。オーストリアの精神科医・心理学者。ユダヤ人。

彼の両親、兄、妻は収容所で病死し、あるいはガス室に送られた。妹以外の家族全員が亡くなった。フランクル自身も拷問され、数知れない屈辱を受けた。
・・・
たしかに収容所の看守たちはフランクルが身を置く環境を支配し、彼の身体をどうにでもできた。しかしフランクル自身は、どのような目にあっても、自分の状況を観察者として見ることができたのだ。彼のアイデンティティは少しも傷ついていなかった。何が起ころうとも、それが自分に与える影響を自分自身の中で選択することができたのだ。
・・・
収容所の中で、フランクルは他の状況を思い描いていた。たとえば、収容所から解放され大学で講義している場面だ。拷問を受けている最中に学んだ教訓を学生たちに話している自分の姿を想像した。
・・・

どんなに過酷な状況であっても、それに影響される・されないは自分で選ぶことができるのです。

それが人間の素晴らしい能力でもあります。

最後は‟自分”

友人は『悩みを生む考え方』を親に教わらずに育ったかもしれません。

あるいは自分自身で今の生き方を選択してきたかもしれません。

でもそれはどうだっていいことです。

‟今ここに自分の生き方・考え方を自由に選択できる自分がいる”

そのことだけで素晴らしいことです。

〇大学の頃、私が地元に戻るよう説得の電話がかかってきたとき、あまりの長さに途中から電話を床に置き、聞こえないようにしていました。
ごめんなさい(笑)

〇将来、現夫と結婚したいと思っていた私は、「一年だけ」と約束をし、猛勉強して県外の採用試験にに合格しました(笑)

〇親戚づきあいも良いと思うことは取り入れつつ、疑問を持ったらきちんと自分の考えを伝えたり、正しいと思うことをやったりしています。

やっぱり最後は‟自分”なのです。

まとめ

私たちは『悩みを生む考え方』をこれまで出会ってきた人たちから学んできました。

特に親からの影響は多くの人にとってとても大きいものでしょう。

でも大人になった今、それを取り入れるか取り入れないかは自分で自由に選択できるのです。
子どもにももちろんできることですが、やっぱりまだ難しいと思います。

おわりに

ここ数年思うことは、親のことで悩んでいる人は大変多いということです。

自分のことを話してみると、「私も」と同じ悩みを抱えていた人がたくさんいることが分かりました。

先日も友人とその話をしていると「意外といるよねー」と。

でもそこから一歩進み「親はそういう人だ」と客観的に見れるようになると、‟悩み”ではなくなります。

最後は自分で決定できるのです。

そして今、私がこういう内容についてブログに書くくらい興味・関心があるのは、やはり親のおかげです。

そう考えると全てのことは繋がっています。

親のそのまた親、そして戦争という過酷な状況…そういったものまで見えてきます。
長くなるのでその話はこれくらいにします。

もちろん母からはよい影響もたくさん受けました♪

母はいつも『家族が一番』という考えは変わらなかったので、私は子どもが生まれる前であっても「これからもし家族に何かあったらいつでも仕事を辞めよう」と思っていました。

一番大切なものを見失わないという考えは母から学んだことです。

また「他人を見た目で判断しない」「女性に貢ぐ男はよくない(笑)」といった考えも、そうだな~と思います(笑)

父からは理不尽なことで怒られたこともありますが(笑)やっぱり家族一番の人でした。

子どもを楽しませるためにバーベキュー、阿蘇山へのドライブ、たくさん連れて行ってくれました^^

いい影響は取り入れ、そうでないものは自分で他の選択をしていく。

そう考えると全てが自分にとって学ぶべきことであり、色々考えるときりがないけれど、‟今ここに自分がいる”それが全てなんじゃないかなと思います^^

お読みいただきありがとうございました。

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ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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