子どもとの関わり方

『どうして一年生の時「学校行きたくない」って泣いてたの?』四年生の娘に聞きました

先日、一通のメールがブログに届きました。

あたたかい言葉とともに、「小学校一年生の息子が、最近「学校に行きたくない」と言っている」との内容が書かれていました。

  • 家ではとっても元気なのに、寝る前に翌日の学校のことを考え憂鬱になっている
  • 幼稚園は楽しく行っていた

わが家の娘の小一の頃ととても似ています。当時のことを思い出さずにはいられませんでした。

メールはお返ししたものの、ふと四年生になった娘本人に当時の気持ちを聞いてみようと思いました。

そこで今日は、娘に聞いた話と、私のこれまでの学びをまとめます。

子どもの気持ちを理解する一助になれば幸いです。

娘から返ってきた答え

三年前、一年生になった娘は初めの2カ月ほど「学校行きたくない」と泣き、その後も安定しない日々が続きました。

親である私も、一喜一憂することが多かったです。

「学校行きたくない」と言った娘に、私が伝えたメッセージ一年生の三学期、娘の「学校行きたくない」が勃発しました。 https://sarasaralife.com/archives/15...

そんな娘ももう四年生。

三年生くらいからぐんと「たくましくなったな~」と感じるようになり、転校後も毎日楽しく学校へ通っています。
ちなみに相変わらず朝は弱いですし、忘れ物も多いです。でもあっけらかんとしています(笑)宿題もやはり好きではありませんがしぶしぶやっています(笑)

そんな娘に『どうして一年生のとき「学校行きたくない」って泣いてたの?』と聞いてみました。

▼娘から返ってきた答え

幼稚園は自由にできて、遊びって感じだった。だけど小学校になって授業が始まって「~してください」と命令されて嫌な感じがした。
でも、途中(年齢が上がるにつれ)先生も勉強を一生懸命教えてくれると分かってきたし、友達もできてきて楽しいと思うようになってきた。

私はこれを聞いた時「へ~そうだったんだ~」と感じました。

毎日一緒にいてたくさん話をしているはずなのに…分かってないことってたくさんあるんですね。

娘の話からは、

  • 子どもが少しずつ多様な見方ができるようになること
  • 人と関わることの喜び・楽しさを感じられるようになること

それらが分かります。

新しい社宅での登校風景。私はほぼ毎日「ほら時間よ!行って!」と言っていますが(笑)「いってきま~す」と家を出て行きます。三年前は想像もできなかった姿です。ちなみに二年生の息子は、一人で一階に降りれません。少し薄暗いからか怖いみたいです。ちなみに家のトイレも(笑)感じ方って人それぞれですね。

当時を振り返って、私が学んだこと

娘が「学校行きたくない」と泣いていたことは、本当に本当にほんとーに大変でしたが、学んだことも多いです。

「一人じゃ無理!周りに頼ろう」と心から思ったのも、娘の件がきっかけです。

また、変なプライドを捨てたことで、それまでより人間関係がスムーズになったのも確かです。

子どもを理解するための学びもたくさんありました。

子どもは、泣いたり反発したりしながら、自分の気持ちを言葉で表現できるようになっていく

9歳の今でこそ、当時の気持ちを言葉で表現できるようになった娘ですが…

6歳だった娘が、同じようにできないのも無理はありません。

言葉で上手く表現できない代わりに、泣いたり、「行きたくない」と言っていたのだと思います。

当時は成長過程だったのだと、今なら分かります(今も大人になるための成長過程)。

▼『ちゃんと泣ける子に育てよう』という本に、まさにそのことが書かれています。

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子どもが、不快な感情を出してくれるのは悪いことではない

今思うと(当時はそう思える余裕はなかったのですが)子どもたちが泣いたり学校行きたくないと言ってくれてよかったな、と思います。

息子二人は幼稚園年少や年中の時に朝から泣き、娘は一年生のときに泣き、考えると三人ともしっかりと負の感情を出してくれました。
息子たちに聞くと、「お家がよかった」「ママと離れるのが嫌だった」そう。

今もたまに学校等で嫌なことはあるようですが、帰ってきて「ママ〜今日嫌なことあった〜」と自分から話してきて、私が話を聞いたり別の視点から話をしたりすると、スッキリするのか翌日は何もなかったかのように学校へ行きます。

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嫌なことって、これから生きていく上でずーっとあります。

そんなときどうやって発散させるのか?

自分の中に不快な感情を閉じ込めておくのは、よいとは思えません。

誰かに気持ちを話せるというのは、とても大切なことですね。

親自身も、迷いながら進んでいいと思う

  • 「子どもが学校に行きたくないと言っているのならばそれに従う」
  • 「頑張って学校へ連れて行く」

当時、どちらの対応がよいのだろうと本当に悩みました。

子どもの意見を尊重することも大事だし、学校でしか体験できないこともたくさんある。

親である私が一貫した態度ではなく、ブレブレだなーと思うことも多々ありましたが、今思うとそれでよかったのかもしれません。

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物事って、スパッとどちらがいいと決められることばかりではありません

わが子をしっかり見て、そのときによいと思う声かけをしたらよいのではないでしょうか?

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子どもとしっかりと向き合った方が、結果早く自立できる

学校に行きたくないと言っている子どもに対し、

  • 話を聞く
  • 学校まで付き添う
  • 落ち着いて会話をする…

実際とても時間がかかり、労力も必要です。

適当なことを言ってやり過ごす方が、その場は早く解決するように見えます。

ですが、心のモヤモヤは残ったままかもしれません。

子どもって(大人だって)、自分の力で次に進んでいく力をもっています。誰かに受け止めてもらえることで、その力がしっかりと発揮されるように思います。

「場面場面で子どもとしっかり向き合った方が、結果早く自立に向かう」私がこれまでの子育てで感じていることです。

あの時娘と真剣に向き合ってよかった、今は心からそう思います。

おわりに

娘に聞いた話、これまでの学びについてまとめました。
この機会に過去のブログを見返してみると、当時私がいかに娘のことで奮闘していたかがよく分かりました!

3年前、一年生の娘のことで悩んでいた私は、人に話を聞くとともに、ネットでも同じような事例はないかと調べました。

そのため、当時ブログを始めていたこともあり「私の今の悩みも、いつか誰かの役に立つかもしれない」と記しました。

それがこうやって誰かに読まれる日が来るなんて、何ともいえない気持ちです。本当にありがとうございます。

当時は本当に大変だったけれど、真剣に向き合えば(たまに息抜きすることも忘れず)、こうやってちゃんと学びとして返ってきます

わが子のように手のかかる子どもがいる場合、苦労も多いですが、一つも無駄になることはありません。むしろ、成長したときの喜びはひとしおです。

大丈夫、子どもはちゃんと前に進もうとしています。

子育てしていればいろいろなことがありますが、その度に親を成長させてくれます。

それはまた、親子の絆が深まるきっかけになるかもしれません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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