今日は、適切な子どもへの接し方について考えてみます。
子育てにおいて、
- 子どもとどう関わったらいいんだろう
- どんな言葉をかけたらいいんだろう
そう思う場面は幾度となくあります。
そんなとき、タイトルにもあるように「もしも世界に自分と子ども二人だけだったら」と考えてみると、よりよい答えが見つかるかもしれません。
実際にわが家であった歯医者さんでの出来事を例に説明します。
不安だった娘に無理強いしていた私
娘は5歳の頃に一度虫歯の治療をしたことがあり、それ以来歯医者さんに行くことをとても怖がるようになりました。
その後も、3ケ月に一度の定期検診さえ一人で診察台に上がろうとしません。いつも私に「ついてきて」と言うようになりました。「嫌だ」と言ったり、頑なに診察を拒んだり。治療中に泣きわめくこともありました。
そのため、私にとって歯医者さんへ行くことは気が重く、終わった後は大抵どっと疲れていました(*_*;
一方、二歳下の長男は3歳4歳5歳…と大きくなるにつれ、自分一人でできるようになりました。
三番目の次男でさえ、最近は泣いたりしません(息子二人はこれまで虫歯なし)。
また、娘よりも明らかに年下の子が、黙って診察を受けている場面を見ることもありました。
そんな中私は、一人で診察や治療を受けることができない娘に、「なんで一人でできないの!?」と不安や焦り、またイライラする気持ちをもつようになりました。
無理強いしていた理由を考える
なぜ、不安や焦り、イライラした気持ちがあったのでしょうか。
それは、私に「見栄」や「期待」、「思い込み」があったからです。
- 早く一人でできるようにしなきゃ
- 弟や小さい子ができているから娘にもできるはず
- 一人でできて当たりまえ…
そんなふうに思っていました。
まだ子どもたちが小さく自分に余裕がなかったこともありますが、何より自分自身が未熟でした。
私の関り方の変化
これまでの子育てにおける反省から、私は、「歯医者さんでの娘への関り方も変える必要がある」と考えるようになりました。
まずは、娘の不安な気持ちを受け入れようと。
▼不安な気持ちを受け入れることについては前回の記事の通りです。
- 娘の不安な気持ちに共感する
- 娘が「ついてきて」と言えば快くついていく
- 「手を握ってて」と言われたらその通りにする
そしてあるとき、「もしも世界に私と娘二人だったら、迷いなくそうする」と思ったのです!
- 目の前の子どもが不安にしていたら寄り添う
- 「一緒についてきてほしい」と言われれば望み通りにする
可愛いわが子を前に、親としてそうするのは当然のことです。
世界に二人だけだったら、「見栄」や「期待」、「思い込み」なんて、もはや存在しません。
娘の変化
関わり方を改め、半年ほど経ったでしょうか。
実は先日、いつも行く歯医者さんへ、子ども三人の定期健診に行ってきました。
娘は虫歯は無かったものの、以前治療したところが欠けていたため、虫歯のときと同様の治療をすることになりました。
すると、これまで名前を呼ばれたら必ず私と一緒に診察や治療を受けていたのですが、最初から最後まで一人でできました!
私は一人、とても嬉しい気持ちになりました。そして、娘に本当によく頑張ったねと。
帰りの車の中では、「全然痛くなかった~」と言い、
夜寝る前には、「何で虫歯のときあんなに泣いていたんだろう?アハハハ」と笑っていました(笑)
おわりに
子育てにおいて、
- 母親としてどういうふうに思われたい
- 子供には絶対こうなってほしい!
- 〇歳になったら□ができて当たりまえ
そんな感情は手放した方が、自分のやることが明確になります。(何より、子どもにはどうでもいいことです)。
「見栄」や「期待」、「思い込み」があるからこそ、自分は子どものために今何をしたらいいのか、迷いが出たりぼやけたりします。
もちろん、たくさんの人がいてこの世が成り立っているのは事実です。支え合って暮らしてるからこそ、喜びや感動が生まれるのでしょう。
ただ、適切な子どもへの接し方を考える上では、余計な思考を手放した方がいい場合もあります。
そんなとき「もしも世界に自分と子ども二人だけだったら」と考えてみると、自ずとよりよい答えが見つかるかもしれません。
何かのヒントになれば幸いです。
それから、余談ですが・・・。
定期検診の際、3歳の次男を担当してくださった女性の歯科衛生士さんが、子どもの歯を見ながら、「本当にきれいに磨けていますね~。お母さん、三人もいて毎日仕上げ磨き大変でしょう!?」と言ってくださいました。
私は、「ええ本当に毎日大変です!!」と思いながら、とても報われた気持ちになりました(笑)
お読みいただきありがとうございました。
私もつい
なんでも自分でやりたがる下の子と比べて、
朝は1人で着替えようとしない上の子にヤキモキしますが
世界に2人だけだったら…と思うようにしようと思いました!!
素晴らしい気づきをありがとうございます!!
さとりんさんありがとうございます!
子どもは一人一人違う。頭では分かっていても、きょうだいがいると比べてしまうことってありますよね。
ちなみにわが子三人もなかなか自分では着替えません(笑)寒くなると特に…
そんなふうに言ってもらえてよかったです^^
ミモザさんこんにちは。
コメントにお返事をして下りありがとうございます。
インスタをやっていますが、他の名前でやっているため別の方かと思います(^^)
最近の私は、自分を置き去りにしてつい周りの情報で判断したり、自分自身で複雑にしてしまいよく分からなくなってしまっていました。
まずは自分の気持ちを聞いてあげるように意識していこうと思います。
また、お話できたら嬉しいです(^^)
子育ては大変なことも多いですが、それによっていかに自分の心の声を聞くことが大切か教えられた気がします。
少しずつ少しずつ「自分はどうしたいか」に従って行動していくと、やがてそれが習慣になるような気がします^^
本当にありがとうございます!
ミモザさん、はじめまして(^^)
さちと申します。埼玉県在住で30代、現在専業主婦と1歳娘の母をやっています。
以前よりミモザさんのブログを読ませて頂き、
もしも、”世界に子供と二人だけだったら”という質問は、わたしにとって新たな視点でした。
私もそうやって考えてみると、目の前の子供を見てどうしようかな?とシンプルに考えられるのだなと感じました。
そもそも二人だけなのだから焦り・不安、見栄もないですね。
私は子育てが始まったばかりで、まだ小さい子相手にまともの怒ってしまったりでこの先大丈夫なんだろうか…と自分自身に不安があったりしました。
そんな中、子育てはいつでもやり直すことができるという優しく心強いメッセージをもらえて気持ちが楽になります。また、優しい文章に癒されています。もしも近くにいらっしゃるならお茶をしながらお話を伺いたいくらいです(笑)長々とまとまらない文章で大変申し訳ないのですが、今後もブログを読ませて頂きたいので宜しくお願いたします。
さちさんありがとうございます^^
(もしかしてインスタのさちさんでしょうか?そうであれば重ねてありがとうございます)
お子さん一歳、まだまだ大変な時期ですよね。毎日お疲れ様です。
お茶しながら会話、いいですね(≧∀≦)そんなふうに思ってくださり嬉しいです!
物事を考えるとき「自分はどうしたいか」を大切にする。とてもシンプルなことなのに、これまでの習慣によって私たちはどうしても複雑に考えがちですね。子どものように自分の気持ちに素直に生きていきたいですね。
私の方こそあたたかいメッセージをいただき、とても励みになります。
これからもどうぞよろしくお願いします!