子どもとの関わり方

1年生を担任した時に一番驚いたこと。「学ぶ」って本来こういうことじゃいのかな?

教師三年目は、1年生の担任になりました。

一年目と二年目は、それぞれ5年生と6年生の担任でした。

そのため、初めはこれまでとの違いにビックリしました。

例えば、

  • 「ごめんね。」「いいよ。」でケンカ解決!

高学年はそうはいきません。解決したように見えても心の中では違っていたり。

  • 一時間の授業の内容が違う!

ひらがな一字で一時間。トイレの使い方から学習します。もちろんとっても大切な内容。

  • 子どもたちの帰る時間が早い。

高学年が授業をしている間、学年での話し合いや授業の準備ができます。そういう意味で高学年の担任はとても大変。

などなど。

その中でも、私が一番驚いたことがあります。

それは、「一年生で“学ぶ力”に大きな差があること!」です。

今日は、その時の経験をもとに、私の考える「学ぶ」ということについて書いてみたいと思います。

私の考える「学ぶ力」とは?

私の考える「学ぶ力」とは、大きく2つあります。

一つ目は意欲

「計算ができる」「字が書ける」といった目に見える力ではなく、「知りたい!」「やってみたい!」「できるようになりたい!」といった、数字には表せない本人のやる気です。

もう一つは、自分のこれまでの経験や知識を生かして自ら解決しようとする考える力です。

この学習に対する意欲と、考える力に、一年生の時点でもう差があるのです!
友人にこのことを話したら、とてもびっくりしていました!えっ嘘でしょ!?と(笑)

高学年の話ならまだしも、同じスタートラインに立った子どもたちでさえ、もうこんなに差があるのか!とビックリしました。

※ちなみに小学校入学の時点で計算ができる、字が書ける、読めるということは全く関係ありません。一から学校で習います。

自ら学ぼうとする子どもの姿

私が感じた、自ら学ぼうとする子どもたちの特徴を挙げてみます。

  • 学習することに抵抗がない(学ぶことを楽しんでいる)。
  • 書いたり、やってみたり、自分で試行錯誤する。
  • 「どうしてだろう?」と日頃から身近なことに疑問をもっている。

一年生の算数『繰り上がりのある足し算』を例に説明します。

7+4はこのように考えます。(写真は教科書より引用)

10のまとまりをつくって考える。10と1で答えは11。

ブロックを操作し、その考え方をプリントに書いていくのですが、教師がびっくりするほど分かりやすく書いたり説明したりできる子もいれば、難しい子もいます。

一年生であっても、とても差があるのです!

どうして一年生の時点で「学ぶ力」に差があるのか?

どうして1年生の時点でそんなに差があるのか?

私はそういったことの専門家でもなく、全ての家を調査したわけでもありません。そのため、はっきりしたことは言えませんが…

何より家庭の影響が大きいと考えます。生まれてからそれまでに『学ぶ習慣』『考える習慣』を家庭で学んできたのだと感じました。

日頃から、遊びの中で

  • ものを数える経験をたくさんしてきた(おもちゃ、どんぐり、お菓子など)
  • 数と数を合わせる経験をたくさんしてきた(友達と、きょうだいと、親となど)

そんな子は、無理なく足し算ができます。

また、日頃から「おやつを同じ数ずつ分ける」という経験をしている子は、3年生で学習する『割り算』も抵抗なく入れます。

「シーソーでたくさん遊ぶ」という経験をたくさんしている子は、『てこや天秤』の学習が感覚で分かります。
何年生の学習か忘れました(笑)

普段の生活の中に学びの要素はたくさん詰まっていて、周りが「どうしてだと思う?」「この後どうなると思う?」など、適切な声掛けをすることで、子どもたちの意欲、考える力が喚起されます。

わが子の様子

そんな経験もあって、
私は子どもたちに勉強を強制したこともなければ、
平仮名や計算を無理に教えようとしたこともありません。

でも、娘はお友達や家族に手紙を書きたい!といつの間にか文字を習得しました。
聞かれたら教えます。少々間違っていてもそのうち気づくだろうとたまに教える程度です^^書きたい!という意欲を削ぎたくない。もちろん小学校での学習も大いに役立っています。

植物図鑑をみて書いた、どんぐりの種類。

こういった自分からやる学習こそ、楽しいよね♪

年中の長男は、文字への関心はまだありません(笑)しかし、最近は姉の影響もあってか、足し算に興味をもっています。

長男いわく「7+7=14」、そして「花丸」(笑)

次男は、いたずら盛りだけれど(笑)、遊びも立派な学習!

家の中に大量のどんぐり!

子どもは自ら学ぼうとしている!

トイレに、日本地図を張っています。

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夏休み、大分県へ旅行に行きました。そのときの娘の発言に私も夫もびっくりしました!

娘いわく、「大分、干ししいたけしかなかった~」

どういうことかというと、

大分の特産物は「ほしいいたけ」と「IC」

ICは意味が分からなかったので、ほししいたけを見たのでしょう。

そして、子どもには面白くない特産物だったようです(笑)
この後いろいろ話をしました^^

「子どもはちゃんと見てるんだ!学ぼうとしてるんだ!」

そんなことを改めて感じました。

私も夫も、子どもたちを難関大学に行かせようという気はありません。私たち自身もそんな能力はなく、その方法も分かりません(笑)

でも、学ぶことが楽しい!ということだけは伝えたい!

それさえ分かっていれば、子どもたちは自分たちの力で問題を解決していけると思っています。

おわりに

入学前に

  • 平仮名教えなきゃ
  • 足し算教えなきゃ…

それって子どももきついだろうし、親もまたきついと思います。
子どもが自らやりたい!と思うことならOK。そんな時こそ教え時!
大人だって「~しなさい」と無理にさせられるのは嫌ですよね。自分から「知りたい!」と思ってやるのとは大違い!

それよりも、子どもたちの「学びたい!」と思う気持ちを大切にする。

それが何より大切なことだと考えています。

そういう私も失敗はあります。
〇昼寝しなさい!→寝ることが嫌いになりました(;´Д`)
〇スイミング行きなさい!→一時「行きたくない!」と言っていました(;´Д`)
でも、「~しなさい」はよくないと分かっただけでも学び。関り方を変えると子どもも少しずつ変わっていきます^^

今一度、「学ぶ」ということについて考えてみませんか?

お読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

POSTED COMMENT

  1. ミモザ より:

    おっしゃる通り、子どもが本来もっている力を「潰さない」ことはとても大切だと思っています。
    遊びの中にはたくさんの可能性が詰まっています。
    でも、自分に余裕がないと難しいですよね…。
    ・精神的なゆとり
    ・お金のゆとり
    ・家事のゆとり
    ・空間のゆとり…
    だからこそ、
    自分がイライラしたときの対処法を知ったり、家計管理、片付け、家事を効率的にやることなどはとても大切だと考えています。
    全ては自分がゆとりをもち、機嫌よく生きていくために。
    そして、貴重なお話をありがとうございました。
    きっとそのお母さんは大丈夫です^^大切なことに気付かれ、今後関わり方を変えていけばいずれその子本来の力が戻ってくるはずです!

  2. さとりん より:

    小学生に入るときに、それだけの差がつくんですね。
    学びたい意欲とかは子供みんなが初めは持っているものだと思いますが、
    いかに親が潰さないかが大事なんだな、と感じました。
    年少の子ですでに
    何事にもやってみたいと言う意欲がない子がいて、
    お母さんが悩んでいましたが
    話を聞くと、
    あれは危ないからやったらダメ、
    これは汚れるからやったらダメ、
    と言い過ぎたと教えてくれました。
    私も、子供の好奇心を潰さないように
    考えるべきだなと思いました。
    私も、子供の好奇心を潰さないように
    考えるべきだなと思いました。

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