わが家の工夫・対応策

ちょっと待って!子どもに平仮名を教える前に考えておきたいこと

今からおよそ一年前、このような記事を書きました。

1年生を担任した時に一番驚いたこと。「学ぶ」って本来こういうことじゃいのかな?教師三年目は、1年生の担任になりました。 一年目と二年目は、それぞれ5年生と6年生の担任でした。 そのため、初めはこれまでと...

ここには、「年中の息子はまだ文字への興味がない」といったことを書いていました。

当時年中だった長男が書いたもの。「7+7は14」と「花丸」

それが、年中の終わり頃から
「これ『お』ってよむんでしょ?」
「これ『あ』だよね?」
などと言うようになり、文字への興味が現れはじめました。

長女はというと(現在小2)、もうその頃にはある程度文章が読め、平仮名も少し書いていたように思います。

また、同じ歳のお友達が平仮名を書いている、といった話も耳にすることがありました。

しかしそれでも、私は全く焦ることはありませんでした。

そう、それは、教員時代の経験から「子どもたちは皆、本来学ぶ力をもっている」ということ学んで知っていたからです。

今日は、子どもに平仮名を教える前に親として考えたいことについて書きます。

読めるって楽しい!

ある程度大きくなってくると、子どもは、絵本や子供向けの本を読みながら「これ何て読むの?」と聞いてきませんか?

自分が忙しい時は、内心、後にしてよ!と思うのですが、そんな時こそ教え時!まさに、自ら学ぼうとしている瞬間です。

「これは〇〇って読むんだよ」と伝えるだけで、子どもにとっては大きな学びです。

そして、後日、看板等で同じ文字を見つけて「あ〇〇だ!」と叫ぶこともあるでしょう。
子どもにとって、本当に嬉しい瞬間。

そんな時、親が一緒にそれを喜んだら、子ども達は「読めるって楽しい!面白い!」とさらに学ぶ楽しさを感じられるでしょう。

リビングにある子供用本棚。本当は、何もないスッキリした空間がいい。だけど、子どもたちが少しでも日常的に本や図鑑に触れられることの方が大切だと考え、ここに。
「おーはーなーばーたーけーがー」と一文字ずつ読む長男。文のまとまりごとにスラスラ読めていた長女とはだいぶ違うけれど、学ぶペースにも大きく個人差がある!

書けるって楽しい!

文字を読めるようになると、次は、自分もそれを書いてみたい!という気持ちが生まれます。

いろいろ教え方はあると思いますが、
私はこの時期(平仮名に興味をもったばかりのころ)は、書き順とか、形とか、鏡文字になっているとか、そういったことは特に気にする必要はないと思っています。(一年生でちゃんと学習します)

それよりも、子どもたちの書きたい!という意欲を削がないこと。これが何より大切だと考えます。

夏休み中の遊びの一環、蕎麦屋さん(この日のお昼はざるそば)。
そばが「そぼ」になっているし、「おみせ」もいろいろ変だし…(笑)だけど無理に直すことはしません。

 

長男は、文字を書き始めたころ、特に漢字に興味が沸いていました。姉の漢字辞典を見て、特に六年生で習う漢字など、難しい漢字を折り紙の裏によく書いていました。

もう、文字と言うより記号です(笑)

しかし、書けたよ!といって私に見せに来るあのキラキラした笑顔といったら☆

私が、すごいね~!と褒めると、大喜び(笑)
仕事から帰ってきた夫にも「もう六年生の漢字書けるよ~」などと自慢していました(笑)

親として、子どもの自ら学ぼうとしている姿勢こそ認め、これからの励みとなるような関わり・声掛けをしていきたいものです。

リビングに貼ってあるあいうえお表を見ながら文字を書く長男。※何かの付録についていました。ない方がスッキリはしますが、やっぱり今のわが家にこれは必要です。

おわりに

一年前は、平仮名への興味が一切なかった、もうすぐ6歳になる長男。

それが、最近どんどん文字を読んだり書いたりするようになりました。(年長になって、幼稚園でも平仮名の学習があります)

先日、熱を出して幼稚園をお休みした弟に宛てた手紙。「おねつださないようにね」って(笑)子どもらしい表現が面白い(≧▽≦)

 

一年前のこれとは大違い(笑)

 

考えてみると、

赤ちゃんとしてこの世に生まれてきた子どもたちが、数年後、文字を読んだり書いたりしているって本当にすごいことです!

先日、年少(3歳7か月)の次男が書いたもの。これがやがて"文字の習得"へと繋がっていくのでしょう。子どもは誰でも学ぶ力をもっています。学ぶ以外の面でも、子どもの力を信じることができれば、子育てはもっとラクに、楽しく、できるのかもしれません。

 

文字を読んだり書いたりできると、分かることも増えるし、人に伝えることもできます。

本来、こういった経験を通して、子ども達は「学ぶって楽しい!」と理解していくのではないでしょうか。

そしてそれは、子どもたちが自ら学んでいくための大きな力となります。

「平仮名教えなきゃ!」

そう苦しくなる前に、ちょっと立ち止まって考えておきたいことについて書きました。

 

お読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

POSTED COMMENT

  1. さとりん より:

    子供用本棚がすっごく良いですね!!
    「こんとあき」大好きです^^
    うちも鏡文字みたいなのをたくさん書いてお手紙くれるので
    今だけの貴重なものとして
    指摘しないようにながめます(^^)
    子供の知りたい力を大切にしたいです^^!

    • ミモザ より:

      さとりんさんの、そのゆるい感じの接し方、お子さんもとても嬉しいと思います^^
      きっとお手紙書くの、これからも大好きになりますね☆
      「こんとあき」いいですよね!それに林明子さんの絵、とっても好きです。
      もの増やしたくない!と本棚は買わないつもりでしたが、これは買ってよかったです!

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