先日、こんな記事を書きました。
今日は、教員時代、実際にあったことを3つ書いてみたいと思います。
「こんなことも聞いていいんだ!」と、
先生を頼ることへのハードルが低くなれば幸いです。
1.「繰り下がりの引き算を教えてください!」
一年生を担任していた時の話。
算数での学習に『繰り下がりのある引き算』があります。
学校では、こんな風に教えます。
この内容は、一年生の算数では大変難しい分野に入ると思います。
『繰り上がりのある足し算』まではよくても、『引き算』ともなると、つまづく子も出てきます。
大人だって嫌ですよね^^;私は計算が得意ではない…
この学習が終盤を迎えた頃、連絡帳にて次のようなお便りを2通もらいました。
「うちの子がまだ内容がよく分かってないようなので、学校で見てもらえると助かります」
私は、休み時間に個別にその子たちを呼び、一緒にさくらんぼ計算の練習をしました(後日「ありがとうございました」とお返事がきました)。
家庭で教えることが難しいことってあると思います。
それに親だと何だか嫌がりませんか?私も疲れる…^^;
そんな時は、遠慮なく先生を頼っていいです!
私も言ってもらって嬉しかったです^^
2.「うちの子が『手を挙げても当ててもらえない』と言っています」
四年生を担任していた時の話。
これは連絡帳だったか、直接だったか忘れてしまいましたが、「わが子が、手を挙げても当ててもらえないと言ってます」といった内容でした。
ビックリしました!
私には、そんなつもり全くありません。
子どもを傷つけていたと知り、グサッときましたが、言ってもらって本当によかった。
その後から意識できましたし、「他にもこんな子がいるんじゃないかな」と考えるきっかけにもなりました。
今、親となり、そのお母さんのすごさを改めて感じています。「よく言ってくれたな」と。
お母さんだって言いにくかったと思います。
でもわが子を想い、何か変わると信じて言ってくれた。
その子はその後、クラスをまとめてくれるような子になりました^^
3.「学校から帰った後に子ども同士で遊んでいる時、危険なことがありました」
二年生を担任していた時の話。
連絡帳にてお知らせがありました。
「わが子が階段で友達から押され、落ちかけました。今回は大事には至らなかったけれど、本当に危険でした。よかったら学校で話をしてください」と。
お母さんがこれらのことを知ったのは子どもたちが帰った後で、解決はしていないようでした。
学校でもう一度その子に内容を確認し、当事者を呼んで話をしました(お母さんには放課後電話を入れて)。
学校外での出来事は、正直難しいです。こっちも見ていないことなので、子どもたちからの話を聞くしかありません。
でもお母さんだって、学校に言う他方法がないですよね。
でも言ってきてくれたのはありがたいことだし、子どものことを一生懸命考えることに違いはありません。
他にもこの保護者の方とは諸々ありましたが、それらのやり取りのおかげで、仕事のこと、家でのこと…いろんな話をするようになりました^^
おわりに
- 学習のこと
- 担任(私)に対する指導法への疑問
- 学校外であったこと
これら3つの事例について書きました。
たまに、ん?と思う内容もあったけれど(笑)、みんな子どもたちのことを真剣に考えている点は変わりません!
もちろん「〇〇がよかったです」とか「〇〇楽しかったです」といった内容の連絡帳もたくさんいただきました♪
前回も書いたように、ほとんどの先生は言ったことに対してきちんと対応してくれるはずです。「分かってもらえない」と思わず、自分から声を上げてみませんか?
お読みいただきありがとうございました。