先週の金曜日、久しぶりに娘が泣きわめきました!
原因は、宿題です。
いつも3時半すぎに学校から帰ってきて、
おやつと宿題、時間割を済ませ(途中遊ぶことも)、
5時前から外に出て、
5時半まで社宅のみんなと遊ぶのが日課です。
スムーズにいくこともあればいかないことも。
でも金曜日は、宿題を全くやらないまま5時前になってしまいました。
そうしているうちに、外からはお友達の楽しそうな声。
年中の弟は「行ってきまーす!」と出て行きました。
2歳の次男は昼寝中(この日は遅かった)。私が外に出られない時、長男だけの時は社宅の人たちに見てもらっています。お互いそんな感じです。
そんな中「私だけ遊べない!!!宿題なんかやりたくない!!!」とわめきだしたのです。
そして号泣(T_T)
鉛筆や消しゴムを投げるし、クッション投げるし…
ああまたきたかー!と思いましたが、これまでの経験から、
そんな時に何を言ったって無駄!と学んだので、一旦落ち着くまで待ちました。
そして落ち着いた状態で話をし、
「なぜ遊びに行けなかったのか」
「これからどうしたらいいのか」
一緒に考えました。
激しい娘ではありますが、切り替えはとてつもなく早い子で、その後のお風呂ではきょうだいでキャッキャッ言いながら遊んでいました♪
ほんと、宿題って、めちゃくちゃ大変ですよね!!!
今、何が一番大変か?と聞かれたら宿題かもしれません…
宿題なかったらいいのに…
宿題なかったらこんな戦いしなくていいよね…
と、教師時代には考えもしなかったことを思っています(笑)
でも宿題はある!
その事実は変わらない!
ならば私たちにできることは何か考える!
今日は、宿題についての私の考えを書きたいと思います。
宿題は、誰のためのもの?
これはもちろん、子どものためのものです。
先生のためでも、親のためでもありません!
教師は、出したからには見る責任があります。宿題を出すと丸付けをするのが大変です。でも、
- 子どもたちに学習したことを定着してもらいたい。
- 家で学ぶ習慣をつけてほしい。
- 保護者の要望がある。
そういった理由で宿題を出します。
子どもが「宿題をする意義」を知っておくことは大切です。
以前、娘の宿題嫌いに困り果てて、先生に連絡帳でSOSを出したことがあります。
私:・・・今日は先生に一つお願いがあって書かせてもらいました!
〇〇は宿題が好きではなく(笑)、昨日は「宿題いやだー!!!」と泣き…(笑)、家でも話はしましたが、‟宿題をする意味”を先生から〇〇に話していただけると助かります。
運動会前のお忙しい時に本当に申し訳ありません。どうぞよろしくお願いします^^
(9月20日。(笑)や顔文字も付けて書きました。批判ではなく、お願いだと伝わるように。)
先生より:お知らせありがとうございます。宿題、泣きながらでもがんばるのはえらいです♡
〇〇さんに話をしました。学校で習ったことをおうちで練習して、頭におぼえさせるんだよという感じで話しています。また、私も泣きながら宿題をしたことがあることも話しました(笑)嫌なときもあると思いますが、がんばてくれるとうれしいです。
(担任の先生は30歳前半の女性の先生。)
この日から、娘が、自分でさっさと宿題をするようになったかというと・・・
もちろんそうではありません(笑)
でも、これから何年間も続く宿題…
それを「どうしてしなきゃいけないの?」と自分でよく意味も分からず取り組むのではなく、やりたくない時はあっても、ちゃんと意味は知って取り組んでほしい、そう思いました。
今も、娘がどう思っているかは分かりませんが、先生とのやり取りは決して無駄ではなかったと思います。
先日、娘に宿題好き?と聞いたら「まあまあ」という答えが返ってきて、「嫌いじゃないんだ!」と思わず声に出してしましました(笑)
宿題しないと、どうなる?
これは、担任によって対応が違います。
ちなみに私は
・やってこなかった→休み時間や昼休みにやる。
・忘れた→翌日に持ってきたらよしとする。
・二日連続で忘れた→学校でやる。
このように対応していました。
娘のクラスも同じような感じです。
先日、娘も私も、音読の宿題をやっていないことをすっかり忘れていました。
気付いたのは朝、出発1分前!
そこまで読む必要なかったのに、自らの意思で(笑)
大抵の子は宿題をやってきますが、クラスに数名ほぼ毎日やってこない強者(つわもの)もいます(笑)
私も思わず「え、今日やってきたの!?」と(笑)その子も照れ笑い(笑)
きっとその子たちには「宿題しなきゃならない」という感覚はないのだと思います^^;
もちろん、やってきていない子には休み時間に宿題をするように言いますが、友達と遊ぶことも大切なこと。
毎日、「休み時間=宿題をやる時間」にしてしまっては何だか…
宿題をしないとどうなるか、きっと子どもは分かっています。
一度しないで学校に行くのもあり、だと思います。
そこで子どもが「学校で宿題するのは嫌だ。やっぱり家でやってこよう。」
そう思ったら、それはそれで大きな学びではないでしょうか。
実際に、私も「昨日は疲れて宿題やっていません。今日帰って昨日の分も一緒にやります。」と言った連絡帳をもらったことがあります。
もちろん、それには「わかりました^^」とお返事しました。
「宿題しない」の理由は何か、子どもをよく観察してみる。
お子さんがどうして宿題をしないか、よく観察したことはありますか?
・学習内容が分からない。
・外で遊びたい。
・取り掛かるまでに時間がかかる。・・・
その理由によって、親の対応の仕方は全く違ってきます。
・子どもが学習内容を理解していない場合は、親がどこでつまづいているか把握し、やり方を教える必要があるでしょう。場合によっては先生にSOSを出しても。
・遊びたくて宿題を嫌がっているのであれば、「〇〇時までには終わらせよう。後は任せるよ!」とか「宿題は先にする?後にする?」など、子どもに決めさせるといいかもしれません。
1.3.5年生の男の子三人の子どもをもつママに聞いてみると、帰ってきてすぐやる子もいれば、朝バタバタとやる子もいる、兄弟でもそれぞれなようです。いろいろあったよ、と言っていました。
・取り掛かるまでに時間がかかる場合は、そこを親が手伝ったらいいと思います。宿題の道具を準備するだけで宿題をすることへのハードルが下がります。
別の、3人の子どもをもつ友人(一番上の子が今年1年生)に話を聞くと、
「子どもが帰ってきたら、私がランドセルから宿題と筆箱出して、机の上にセットしてるよ」と言っていました。(笑)
きょうだいがいたら、細かいことは言ってられない…
「もう一年生」だけど「まだ一年生」。
自分でさっさと用意して、スムーズに宿題を終える子なんて、一体どれくらいいるのでしょう?
子どもを見て、「なぜ宿題をしないのか」をよく観察してみると、解決の糸口が見つかるかもしれません。
最後はわが子を見る。答えは自分の手の中にしかない!
私は以前、子育てに悩んでいた頃、いろんな人から話を聞いて、子育ての‟特効薬”のようなものを得ようとしていました。
子どもが10人いれば、10通りの方法がある!
たくさんの失敗をして思うことは、子どもへの対応の仕方は、その子をよく見て、その子にあった方法を、自分の手で見つけるしかないということ。
「宿題しなさい!」で上手くいかないのであれば、そのやり方ではよくないということ。
わが子をよく見ていると、どこでワーッとなるのか、だんだん見えてきます。
娘の場合次の2つです。
①宿題に取り組むのが遅くなり、「後少ししか遊べない」と時間が差し迫ってくる状況。
②「けいさんめいじんになろう」でなかなか合格の兆しが見えない時。
「できんやん!」「こんなの無理!」と叫んだり、紙をぐしゃぐしゃにしたりします(笑)
ちなみに「けいさんめいじんになろう」はこれ。
学習内容に合わせて、難易度が上がっています。
この「2分以内」にどれだけ苦しめられたことか…(笑)
ちなみに毎日の宿題は
〇算数と国語の両面印刷プリント1枚or漢字練習1ページ(金曜日は両方)
〇音読
〇けいさんめいじんになろう
です。
娘への私の対応は次のようなものです。
学習内容はよく理解しているんです・・・。
金曜日は、娘が落ち着いた後、二人で時計を見ながらこんな会話をしました。
私「何まで(何時まで)には外に出たい?」
娘「10まで(4時50分のこと)」
私「じゃあ遅くても何から(何時から)宿題はじめたらできそう?」
娘「6から(4時半)からやったらできそう。」
私「分かった。じゃあどんなに遊んでいても6には(4時半には)宿題はじめよっか。」
娘「(頷く)」
大変だったけれど、娘と話ができてよかったと思っています。
もちろん、これで今後ずっと上手くいくとは思っていません。
上手くいかなかったらその時また、考えます!
娘をよく見て、自分がよいと思う対応をする。
失敗したと思ったら改める。
こうやって試行錯誤しながらやっていく他ないのかな、と思っています。
おわりに
金曜日、娘が泣きわめいた時、
いつも頑張ってるし、金曜だし、たまにはいいか~と「(宿題やっていないで)遊んで来たら?」と言ったのです。もちろん優しく^^
すると娘は泣きながら「そしたら明日が大変になるじゃん!!」と、また泣くのです(笑)
娘にとって宿題をしないで遊ぶというのは気が進まないことなのだな、と感じ前述のような対応をしました。
今年の夏休み、現職で教師をしてる友人と宿題について話をしたとき、「字が汚い子もいるけど、親がそれでカリカリしなければ、それはそれで子どもは幸せなのかもしれないね。」という話をしました。
確かに、宿題は「しなければならない」という意識が強いものかもしれません。
でも、宿題は忘れたっていいし、一日やらなかったからといって学習に響くものでもありません。
そして「やりたい!」まではいかなくても、「やろう。」と思ってやってもらえたら嬉しい。
それよりも、どうか、子どもの「学ぶことは楽しい」という気持ちは消さないでほしい。
きょうだいがいると、静かな環境で、姿勢よく、集中して、なんて言ってられません。
テレビがついていることもあるし、途中弟たちのおもちゃに気を取られることもあるし、床の上でプリントを広げていることもあります。
もう教師時代には考えられなかったことです。
でも、そこは目をつぶっていないとやってられません!!!(少なくとも私には無理です!)
娘に勉強好き?と聞くと「書くのとか好き!」と。
そして新しいことを知れるのは?と聞くと「めっちゃ好き!!!」と。
私はもうこれで十分です。
きっとこれからも、宿題は、私を何度も大変にさせてくれるでしょう。
でも、その度に「自分の子どもをよく見なさい」と言われている修行だと思って、じっくり関わっていきたいです。
お読みいただきありがとうございました。