「私、子育て間違ったのかもしれない…。」
1年程前まで、本気でそう思っていました。
当然その責任は自分です。
分かっているからこそ苦しい…
でも今はそんな過去にさえ感謝し、満たされた心で毎日を過ごすことができています。
今日は、過去の子どもの様子について振り返ってみたいと思います。
「今苦しくても大丈夫!いつからでもやり直せる!」
そんなメッセージが、少しでも届けば幸いです。
一昨日散歩中に見つけたワイヤープランツの花。初めて見ました!
正確には白い鈴のようなものは実です。
花は薄緑色で小さく咲いています。分かりますか?
生育環境がよくないと見られないのだとか。
学生時代、買ってはよく枯らしました(笑)
子どもが人にモノを貸せない。
長女が2~3歳くらいの時の話です。
この頃は私も二人目を妊娠、出産し、精神的に一番きつい時期でした。(自分では暗黒時代と思っています)
社宅や支援センターなどで同じくらいの子を連れて遊んでいると、わが子が他の子に全くおもちゃを貸せないのです。
当然年齢的にそんな時期でもあります。
でも、それが異常なくらい酷かった。
・お友達が来ておもちゃで遊ぼうとするも、あれもこれも「だめ」と言う。友達の行動に大変敏感。親の目を常に気にしているような感じ。
あれだけ毎日ガミガミ言っていたら当然だよね…
・家や公共の場で、おもちゃの取り合いになろうものなら意地でも取り上げる。たまに手が出ることも。
私もいろいろ言ってはみるものの、ほとんど効果はなく…
「そんな時期だから大丈夫」と言ってくれた友人もいましたが、どう見てもそれだけだとは考えられませんでした。
そんな中「ごめんね。」「すみません。」というしかできず…
外に出たいのに、出たら出たで疲れる…
本当にあの時は苦しかったです。
その数年後『7つの習慣』に出会って、子育てに関する次の一節を読んだとき、私の場合もまさにそれだ!と思いました。
娘には、分かち合う経験の前に所有する経験が必要だったのだろう
当時の私は「貸しなさい」「貸さなけばならない」という考えにとらわれ、娘の気持ちを無視していました。
貸したくない娘の気持ちを全く受け入れていなかった…。
二人目以降はそれが分かっていたので、この問題で苦労することはありませんでした。
何かあると、「怒る」。
これは、娘の大きな特徴でした。
・親に注意されたら怒る。たまにモノを投げる。
・転んだり、上手くいかないと怒る。それまでは楽しく遊んでいたとしても。
「どうして怒るの?」そこから話を始めなければならず、常に娘に対してガミガミ言っていました。
本当はもっと楽しく会話したいのに…。3~4歳の頃は既に娘はそんな感じでした。
本来、子どもは「泣く」場面です。
今思うと、私に甘えられず、必死に「ママ助けて!」と叫んでいたように感じます。
泣きたいのに、泣けない…
私が精神的に未熟でした。
だからこそ、約1年前この本を読んだとき、ものすごく心に響きました。
他人に「攻撃的な目」を持つ。
娘が、5歳くらいの時の話。
子ども三人を連れて(次男0歳抱っこ)あるスーパーに買い物にいきました。
多分「お菓子はダメよ」と言っていたんだと思います。
全く知らないよその子がお菓子を選んでいる姿を見て、娘が羨ましそうに見ていたことに気づきました。
でも「約束は守るもの!」と頑なに教えようとしていた私は、結局自分の必要なものだけ買って店を出ました。
すると娘が「(お菓子コーナーにいた見ず知らずの子を)あの子キライ。」と言ったのです。
・・・さすがにショックでした。
5歳にして、そんな他人に対する攻撃的な目があるのか…と。
でも、「そんなこと言ったらダメよ。」と言っても何も解決しないことはよく分かっています。
本気でどうにかしなければ、と思いましたが、
・日々の生活に追われてただでさえ余裕がない。
夫は毎日遅い。寝かしつけまで自分一人でやるのは当たり前でした。
・その解決のために具体的に何をしたらよいのか分からない。
いろいろやってはみるものの、娘の反抗的な態度にやっぱり私もまた怒鳴ってしまい…何年もその繰り返しでした。
自己嫌悪の毎日でした。
でも「我慢ばかりさせても、我慢の力はつかないんだな」ということは身をもって分かりました。
今。
7歳になった娘の今の様子。
〇自然と人にモノを貸せるし、異様な執着心もありません。
もちろん人に借してもらうこともあるし、上手にコミュニケーションしているなと感じます。
かといって不自然さもなく。
一言でいうと「安心して見ていられる」。
以前はヒヤヒヤして見てられませんでした。そのせいで余計なことを言ってしまい、さらに負のループに…。
〇悲しかったら泣きます!素直に自分を表現できるようになったと感じます。
過去の経験があるから、泣いてくれるのが嬉しくて…
たま~に怒ることもあるけれど(笑)、私も笑って見ていられる余裕があります♪
〇以前のように他人を敵視しません。
もちろん娘の心の中全てが分かるわけではありませんが、弟たちのことを一緒に喜び、友達にも「すごいね~」と心から言葉をかける。
いい意味で、自然に、縛られず、楽しく、毎日を過ごしているように感じます。
親が変われば子どもは変わる!!
おわりに
「子育て間違ったのかもしれない…。」
教育に携わってきた私が、こう考えずにはいられなかった当時の心境は、絶望的なものでした。
何度、一からやり直したいと思ったことか…
そんなことはできないと分かっていても、そう思わずにはいられませんでした。
でもだからこそ言います!
子育ては、いつからでもやり直せる!
人は、いつからでも変わることができる!
今私は、昔の自分を「あの時はあの時で精一杯頑張った」と思えるようになりました。
- 苦しかったからこそ人の痛みも理解できる。
- あの時があったからこそ本気で変わろうと思え、今こうして満たされた気持ちでいられる。
苦しかった過去も、今のような毎日に繋がっていると考えれば、とても感謝すべきことです^^
お読みいただきありがとうございました。