有元葉子さんの『ごはんのきほん』を読んでから、「煮干しの水出し」に興味が沸きました。
これまでも、煮干しを煮出してお味噌汁を作ることはありましたが、どうもいまいち。
ですが数か月前、初めて水出しをやってみて、その美味しさに感動!すっかりわが家のお味噌汁の定番となりました。
やっていくうちに、毎日続くよう、少しずつ簡単な方法に。
今日は、私がほぼ毎日のようにとっている"煮干しの水出しのダシ"についてご紹介します。
煮干しの水出しのダシの取り方
ダシの取り方は簡単!
- 煮干し:ひとつかみ程度
- 水:適量
これを容器もしくは鍋に入れて数時間冷蔵庫に入れるだけ。
本には「一晩」と書かれていますが、わが家は夜にお味噌汁を作るので午前中に仕込みます。
有元さんの本によると「8時間くらいが一番おいしい」とのことですが、忘れることも多いです^^;
4~5時間くらいしか置かないこともありますが、お味噌汁を作る程度であれば十分美味しくできます(本には「2日くらいなら冷蔵庫においても大丈夫」と書かれています)。
直接鍋に煮干しと水を入れることも。
また、頭やはらわたを取り除くよう書いてありますが、一度やってみて「毎日は無理!」と思ったので、そのまま使っています。
それでもとても美味しいです。
とにかく簡単なのに、驚くほど旨味たっぷりのダシができます!
煮干しを煮出すのと水出しするのとでは全く違う!
一見、煮出した方が濃い旨味のあるだしがとれるように感じます。
ですが、そんなことはありません!
煮出すと苦味が出たり雑味を感じていたのに対し(私だけ!?)、水出しは本当に澄んだ味わい。
はじめは「水につけておくだけで本当に美味しいだしがとれるの?」と半信半疑でしたが、驚くほど違います。
少し前、夫の実家で披露したら、感動されました!
みそ汁は煮干しだしに限る!
かつお節のだしが「香り」だとすれば、煮干しのだしは「うまみ」です。特別の日のお吸い物にはかつお節のだしが向きますが、家族がひと口すすってホッとする、ふだんの食事にふさわしいのは煮干しのうまみです。
また、かつお節は"削りたての香りのよさ"が値打ちです。でも家で削るのは大変だし、削りたての香り高いかつお節を近所で買うのはとても難しい。
その点、煮干しならいつでもどこでも買えます。・・・(略)・・・ふだんのお味噌汁にはかつお節よりも、安定して手に入る、煮干しの確かなうまみを選んだ方がいいのです。有元葉子著『ごはんのきほん』より引用
以前は、お味噌汁を作る際、だしパックを使っていました。
それはそれで美味しいのですが、煮干しのダシはしみじみ美味しい。
煮干しの水出しで作るお味噌汁が定番となった今、有元さんが言われる意味がよく分かります。
私は、毎週配達に来てもらっているグリーンコープで、いつも注文できるいりこを使っています。
おわりに
「煮干しの水出しのダシ」についてお伝えしました。
普段の料理は、簡単で美味しいのが何よりですね☆
有元さんの本を読んで、水出しをやってみて本当によかった!
ぜひみなさんもやってみてください♪
ちなみに、だしをとった煮干しは少しつまむこともありますが、潔く処分しています(以前だしをとったいりこにチーズをかけてトースターで焼きましたが、本当に味気なかったです・笑)
「(しみじみ)おいしいね~」と家族の笑顔が増えたら嬉しいです。
▼本には、「どんな煮干しがいいか」「美味しいお味噌汁をつくるポイント」「煮干しの水出しのダシを使ったうどん」など詳しく紹介されています。
最後までお読みいただきありがとうございました。