- 子どものうちにちゃんと教えておかなきゃ!
- 早くから~させたほうがいい!
以前は、私自身そんなところがありました。
しかし、こちらが無理強いすればするほど、子供はギャーっとなり空回り…。
実際に子育てをしてきて、今は「無理強いしなくても、子どもはちゃんと育つ」ということを感じています。
子どもたちは、本を読むのが好きらしい
子どもには、本を好きになってほしい。
多くの親が望むことではないでしょうか。
私もずっとそう思ってきました。
しかし、ワンオペ育児、2歳差子育て…
毎日毎日穏やかに子どもたちに絵本を読むことは、厳しいものがありました(時間的にも、気力的にも)…。
赤ちゃんがいる状況では、上の子に本を読んであげようと思っても、大抵下の子がワンワン泣いています(T_T)
本当は、"静かな中"、"ゆったりした気持ちで"、読み聞かせをした方がいいと分かってはいても、なかなか難しいものがあります。
ただ、そんな状況でも、
- 強制的に絵本を読むこと(子供が望んでもいないのに読むこと)
- 本を読むことを強制すること(「本を読みなさい」と言うこと)
それだけはしないよう守ってきました(私自身親から「もっと本を読みなさい」と言われて嫌だったため)。
一時は、毎日頑張って絵本を読んでいた時期もありましたが、「無理しないことの大切さ」を感じてからは、積極的に絵本を読むこともしていません。
気付けば、「寝る前の読み聞かせを数か月やっていない」という時も。
ただ!
子どもたちは、どうやら本が好きなようなのです!
積極的に図書館に行こう!と言ったり、毎日毎日本を読みふける子たちではないですが、
「本読むの好き!」
「文集読むのめっちゃ楽しい~」
「図鑑面白い!」
遊びの一つとして、本を、身近で、抵抗なく、むしろ"楽しいもの"として認識しているようです。
夫は、家事をするのが好きらしい
夫は、今も夜な夜な一人時間を楽しんでいます。
夜一度かける洗濯物(洗濯→乾燥)は、だいたい夫の仕事です。
その際、日によって前の洗濯物が入ったままのことがあります(つまり私がさぼった日)。
以前はドサッと出しておしまい、だったのですが、
私が「(もし余裕があったら)畳んでくれると助かる~」と言ったところ、たまにやってくれるようになりました。
大雑把なところは相変わらずで、靴下や洋服が"裏返しのまま"畳まれていることも度々ですが…
先日私が夜中に目が覚めると夫が洗濯物を畳んでいて、寝ぼけながら「ありがとう」と言うと、
夫は「俺家事好きかもしれん(好きかもしれない)♪」と楽しそうでした(笑)
以前記事にしたように、夫は幼いころから実家でほとんど「手伝いをしなさい」と言われたことがないそうです。
だけど、そのためか、家事をすることに全くの抵抗がありません。
子どもが新しいものをやるときのように、ワクワクした気持ちでいるようです(笑)
"よりよい子育て"があるとすれば…
子育てには正解がなく、いろんなやり方があっていいと思います。
しかし、もしも、"よりよい子育て"というのものがあるとするならば…
それは、
身の回りに楽しみをたくさん持てること(「この世は楽しいことがいっぱい!」という希望を持てること)
なのかな、と思っています(わが子がそんな気持ちをもって成長してくれたら、親としてこれほど嬉しいことはありません)。
「文字を正しく読むこと」
「登場人物の気持ちを読み取ること」
「洗濯物をきっちり美しく畳めること」
「きれいに収納すること」
それらも大切かもしれませんが、
長い人生を考えると、子どものうちからそれができることよりも、
「本を読むのって楽しい!」
「家事って面白い!」
そんな心を育む方が、より豊かに人生が送れるのではないでしょうか。
おわりに
「子どものうちから(早い時期から)~させなきゃ」
それって、親も、子どもも、どちらもきついです。
無理やりやったとしても、学べることはたかが知れています(私たち大人だって、自らやりたい!と思ったことこそ、どんどん吸収していきます)。
それに、無理強いされると「やりたくない」って思いませんか?(それにもかかわらず、大人は「~しなさい」と言ってしまいますね)
実際に子どもを育ててみると、
親が無理強いしなくても、
親が頑張らなくても、
子どもはちゃんと学び取っていくんですね!
もちろん、本の楽しさや家事・お手伝いの楽しさ、それらを伝えられたら一番です。
しかし、ワンオペ育児だったり、下の子がいたりすると、やっぱり大変です(一日過ごすだけで精一杯)。
また、親自身がいろんな物事の楽しみを全て知っているかというと、そうではありません。
そんなとき、「強制しない」!
それだけでも守れたら、子どもは少なくともそれを嫌いにはなりません(もちろんできるときは楽しさをたくさん伝えて)。
どうか、子どもたちが、「楽しくない、面白くない」そんな気持ちでいっぱいにならないように。
ママ(パパ)自身が苦しくならないように。
私の経験が生きれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。