一学期の間に、何十枚も持ち帰るテスト。
みなさんはどうされていますか?
100点のテストも70点のテストも、子どもが頑張ったという点ではどちらも大切ですが、
私は70点のテストを見たとき(70点でなくても100点以外のテストやプリント)こそ重要視しています。
今日は、子どもが持ち帰ったテストを、私がどう処理しているかについて書きます。
教師の側から、家庭でテストをどう生かしてほしいかという視点でもあります。
100点のテストを見たとき
100点のテストを見たら、「すごいじゃん」「頑張ったね」と‟さらっと”言って終了。大げさに褒めることはしません。
なぜなら、あまりに100点のテストを褒めちぎると
- 100点のテストこそ素晴らしい!
- また今度も100点とってきてね!
と伝えているようなものだから。
それは子どもをありのままを受け入れることにはなりません。条件付きで認めているようなもの。
教員時代も、クラスで特定の子をあまりに褒めると、私、子どもたちをコントロールしてない?と感じることがありました。
100点ということは、学習内容をしっかり理解できているということ。
それを確認し、子どもに頑張りを伝えたら、そこでそのテストの役目は終了です。
100点以外のテストを見たとき
100点以外のテストを見たら、間違っているところをチェックします。
そして、単純なミスなのか、それとも理解不足によるものなのかを見極めます。
それぞれに対応の仕方が違います。
1.単純なミス
書き間違いや計算ミスなど、内容は理解できている場合は「次はこうするんだよ」とさらっと言っておしまい。(あんまり言うと子どもが嫌がるので、子どもの様子を見て。場合によっては言わないことも。)
娘のテスト。単純なミス。
「あ」か「い」で答える問題を、数字で答えてしまった。内容は分かっているので「問題をよく読もうね」で終了です。
2.理解不足によるミス
これが、一番重要視したい問題です。
ある日のテスト。正しい比べ方には〇、間違っている比べ方には×をつける問題。
娘が間違ったのは①。絵本のたてとよこの長さを、クリップを使って比べています。
正しい答えは「〇」ですが、娘は「×」にしていました。(写真で〇になっているのは、やり直したあと)
話を聞くと、①~③の中で〇(正解)は一つだけと思ったそうです。
内容が理解できていないわけではありませんが
- 問題文をよく読むこと
- 「クリップのいくつ分か」で長さを比べることができること
を確認しました。
持ち帰ったテストの行方
100点のテストも、それ以外のテストも、上記のように処理したら即ゴミ箱に捨てます。
そもそも、テストは学習内容が理解できているか確認するためのもの。
それが終わったら、とっておく必要はないと考え、どんどん捨てるようにしています。
以前一年生を担任していた時、点数を記録するのを忘れて子どもたちに返してしまいました。
翌日持ってきて!と言ったら「お母さんが捨てました」という子が何人もいて、その時はびっくりしたけれど、今なら分かります(笑)
ちなみに宿題プリントも同じように考え、どんどん捨てています。
最終判断は人それぞれですが、捨てて困ったことはありません。(一学期はとっておきましたが、二学期からはどんどん捨てています)
おわりに
今日は、学校から持ち帰ったテストについて、私の考えを書きました。
テストを返す際、学校でやり直しはしますが、一斉指導でどこまで本人が理解できているのかは疑問です。教師もすべて把握することはできません。
家庭に帰って、親が間違っているところを子どもと一緒に確認できれば、早期に子どものつまづきに気づくことができます。
忙しい場合も、間違ったところだけなら、少し時間をとって見ることも可能かもしれません。
きょうだいがいたり、仕事をしていたりする親は、本当に毎日大変!!!
提出物が締め切りまでに出ない子もいましたが、それも理解できます。
それでも、なるべく効率的にテストを活用してほしい、そんな思いで書きました。
お役に立てれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
コメントありがとうございます!
あくまで私の考え方なのですが、共感してもらえて嬉しいです^^
毎回40人近くの丸つけをするのは大変ですが笑、子どもたちの日頃の頑張りに比べたら、テストの点数なんてちっぽけなものだと思っています。
折り紙とっててあげて、さとりんさんお優しいですね^^
子供が理解できていないところがあるか
クールに確認して
補強してあげるって感じなんですね!!
終わったら捨てるっていうのが、
点数にこだわってない感じで
すごく響きました。
捨てられない症で
さいきん折り紙が増えてきたので見習おうと思います。