数年前、本を読んだことをきっかけに、料理家の有元葉子さんの考え方・料理に大変刺激を受けました。
今もその気持ちは変わらず、本も何冊か持っています。
当時は、たくさん出版されている有元葉子さんの本を、片っ端から図書館で借りて読みました。
その中でも、はじめの方に読んだ『使い切る。』という本が忘れられずにいました。
今も図書館で借りて読むことはできますが、やはり手元に置いておきたいと、少し前に購入することに。
最近も読み返していて、その中に今の私にとても響く言葉がありました。
単身赴任・気の進まない引越し…
前回、引越し予定であること、次の部屋を内覧をしたが暗い気持ちになったこと、夫が単身赴任中とのことを書きました。
「頑張ろう!」「前に進むしかない!」と思いつつ…
何だかなあ、と後ろ向きに考えてしまう自分もいるのです。
『使いきる。』の中の勇気をくれる言葉
家が狭いから、好きな空間じゃないから、時間がないから今はできない(あるいは「したくない」かな?)。でも、できるようになったらやろう…という考えだと、いつまでたっても快適な暮らしは手に入りません。誰だって同じだと思うのです。自分が本当に望んだ通りの住空間が与えられているわけではない。でも、それでも、今あるこの空間を自分なりに精一杯美しく使っていると、より良い空間が次に待っているー。
これね、本当なんです。ちょっと不思議な話だけれど、そういう経験をしてきて、私自身がびっくりしているのです。
別にそれを望んでやっていたわけじゃないんです。ただ、一生懸命暮らしてきたんですね、私はどの年代もどの時代も。狭い空間だったり、たとえ気に入っていない環境だったとしても、そこに住んでいるときは、「これ以上できません」っていうぐらい、自分なりに美しさや快適さを追求する。その空間を十分に使い切る。するとなぜか自然に、次の良いものが待っている。私の場合はそうでした。
様々な経験をされ、私もこんなふうに生きたい!と思わせてくれる有元葉子さん。
本当に力強い言葉です。
私もこれまでに体感してきた
以前のブログに、こんな記事を書いています。
『今を精一杯生きる。そうすると自ずと道は拓ける』
これは、私が経験として学んできたことです。
実際に何度もこんな経験をしたからこそ、何かあったときも「とにかく今はできることを一生懸命頑張ろう。そうすれば必ず次に繋がる」と、思えます。
有元葉子さんの言葉は、その経験とも重なり、より私を力づけてくれました。
おわりに
今の私に響いた、有元葉子さんの言葉をご紹介しました。
この本を読むと、凛とした気持ちになります。
10年以上前の本ですが、よりよく生きるって、きっと基本的な考え方は変わらないんでしょうね。
よかったら読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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