一学期にあった、わが子のこと。
トラブル、というほどでもありませんが、私はその時のことから、「子どものことで何か起こった時、結局はこの方法しかないんだ」と感じました。
子育てをしていたら、必ず出会うであろう子どものトラブル。
今回は、子どものトラブル解決方法について、実際にわが家であったことを例に、考えてみたいと思います。
わが家であったこと
今年から、長女は三年生、長男は一年生になりました。
4月に社宅のお姉さん、お兄さんが引っ越して行き、現在は、
- 長女(三年生)
- 長男(一年生)
- Aちゃん(二年生の女の子)
- Bくん(一年生の男の子)
四人で学校に通っています。
一学期の途中くらいだったでしょうか。ある日長男が、家で、学校帰りにあったことを私に話してくれました。
「今日ね、ねえねが、Aちゃんに「スイミングあるから一緒に帰れない」って言ってたよ。」と(※プールの閉館に伴い、7月でスイミングは辞めました)。
その日は、長女・長男・Bくんで待ち合わせをし、帰っていると、たまたま学校の門近くでAちゃんに会ったそうです。Aちゃんは同じクラスの友達と帰ることもありますが、その日は一人だったとのこと。にもかかわらず、姉がAちゃんだけ一緒に帰れないと言ったことに対し、弟である長男は疑問をもったようでした。
長男よ、大人だな。
私が感じたこと
詳細は、本人に聞いてみないと分からないと思いましたが、何かあったことは恐らく間違いないこと。
Aちゃんとは3年以上同じ社宅にいて、確かにこれまでもた~くさんけんかはしてきました(親同士もそのことはよく知っています)。
しかし今回のことは、どうやら娘が一方的にやったことのよう。
私は、長男の話を聞いた時、
わが子がそんなことをしたのかぁという何だか悲しい気持ちと、
これまでの私の関り方がいけなかったのかなぁという後悔の気持ちと、
Aちゃんに対して申し訳ないという気持ちと、
できたら問題を起こさないでほしいという気持ちと…
いろんな感情が沸き出てきました。
娘との話
一方、これをそのままにしておくのものよくない、という気持ちもありました。
そのため、娘と落ち着いて話せるタイミングを見計らい、学校帰りのことについて尋ねました。
すると、長男の話と若干違うところもありましたが、Aちゃんに対して「スイミングがあるから(急いで帰らないといけないから)帰れない」と言ったのは間違いないようでした。
私はそこで、
「じゃあ、どうしてBくんは一緒に帰っているのにAちゃんはダメなの?」「もし、あなたがAちゃんで、一つ上のお姉さんにそんなこと言われたらどう?」などと聞いてみました。
また、「もし早く帰る必要があるのなら、Aちゃんにちゃんと説明してから一緒に帰るかどうか決めたら?」という話も。
娘は、反省しているようでした。
と同時に、悪意をもってAちゃんに帰れないと言ったわけではないんだな、ということも伝わってきました。
私たち大人ができること
子どもって、物事をそんなに深く考えていなかったり、時として残酷なことを言ったりもします。
だから、何かあったとき、大人が、
- なぜそれがいけないのか
- もし自分がその立場だったらどう思うか
それらを、一つ一つ子どもと一緒に確認していくことが、とても大切なことなのだと、改めて感じました。
娘と話せたことは本当によかったです。一学期終盤、長男にこっそり「その後どう?」と聞いてみると、「何もないよ~(仲良く帰ってるよ~)」と言っていました^^
おわりに
子どもがトラブルを起こしたとき、正直、「事を起こしてくれるな~」とか「めんどくさいな~」とか「見て見ぬふりをしておこうか」と思うこともあります。
しかし、子どもたちは(悪い意味ではなく)まだまだ未熟です。そして、今がまさに心を育んでいる真っ最中。
- 何がよくて何が悪いのか
- ~をしたら相手はどう感じるか
そういったことも、大人と同じようには考えが及びません。それが当たり前です(今は学んでいる最中)。
だから、何かあったときは、その問題にしっかりと向き合い、子どもと一緒に考えていく。その一つ一つの積み重ねが、やがて、子どもの心を大きく育んでいくのだと思います。
一瞬で子どもの心を育む方法はありません。
結局は、都度話をしていく他ないのだと思います。
日々の生活の中で折に触れ親子で話をする。そんな一見地味に見えることが、子育てにおいてとても大切なのかもしれません。
子どものトラブルが起こった時、親として、はじめは落ち込んでしまっても、のちに「ああ、あのことがきっかけで一緒に話ができてよかった」と思えたらいいですね☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。