前回の記事で、一年生の長男が、三年生の姉の行動を、私に報告してくれたことについて書きました。
まさにその記事を書いた日の夕方、今度は逆に、姉が、弟の行動について私に話してきてくれました(タイムリーすぎて笑ってしまいました、)。
このように書くと、子どもたちが日常的に私にあれこれ報告しにきているように思われるかもしれませんが、そんなことはありません(笑)信頼して話してきてくれることについてはありがたく思っていて、本人には「教えてくれてありがとう」と伝えています。
今日は、その時のことをもとに、「子どもを信じることは大切だけれど、信じすぎるのもよくないと思う」について。私の考えを書いてみたいと思います。
娘からの弟についての報告
子どもたちは、もう二学期。暑い中登下校しています。
昨日の夕方、長女と長男は社宅の外に出て水鉄砲を楽しんでいました。そこへ長男のお友達が。
その際、長男は、お友達の水鉄砲を貸してほしいと、そのお母さんに頼んだそうです。
しかしその日は、とある理由で借りることができませんでした。
そこまでなら特に問題ないのですが、長男はさらに「じゃあ〇〇貸して~」とか「△△は~」などと言ったそうです。
娘は、長男の、その何度も言っていたことに対し「よくない」と感じたようでした。
※今回は昨日の話の中身がメインではないため、詳細は省きます。長男とはその後話しました。
子どもに対する親の見方
長男は、幼いころからとても穏やかな性格です。
「私と夫からよくこんなにトゲのない子が生まれてきたものだ~」と思ったことも、一度や二度ではありません(笑)
きょうだいがいたら、(気を付けていても)よく叱ってしまう子・そうではない子が出てくる場合もあると思いますが、そういう意味では、長男は一番叱っていないと思います(ダメと言ったら大抵素直に聞いていました(笑))。
成長と共に、あれこれ言ってくるようになりました(笑)
ただ、だからといって、「子どもを信じ切ってもいけない」という考えももっています。
なぜなら、親が「この子は問題を起こすような子ではない」とか「うちの子は素直でいい子」などと信じて疑わないと、何かあったときに現実を見る目を曇らせてしまうからです。
間違ったり、失敗したりするのが子ども。
もしも私が、「長男はトラブルを起こしたりはしない」と思っていたら、昨日娘から話を聞いたときも、しっかり対応できなかったかもしれません。
子どものことを考えた親の接し方
大切なことは、何か起こった時、現実をありのままに受け入れること。その上で、何がいけなかったかをきちんと話せたらいいのです。
過度な信頼は、自分の目を曇らせるとともに、子どもの負担になったりもします。
もしも子どもがトラブルを起こしたとき、親が「まさかうちの子がそんなことするわけがない」と思っていると、その場はするりと通り抜けられても、子どもにとっての学びの機会が奪われてしまい、子どもが心から反省することはできないでしょう。
また、そういったことが続くと、子どもは「自分はいい子にしておかなきゃいけない」「自分は間違ってはいけない」と弱音を吐いたり失敗を話せなくなったりするかもしれません。
以前、五六年生の担任していたとき、同学年で大変お世話になった男性のベテラン先生が、"私は、子どもが大切だからこそ疑う"ということを言われていました。
当時は、半分分かるようで半分分かりませんでしたが、今なら、本当に子どものためを思うからこそなんだと分かります。
言い換えると、「子どもに嘘をつかせない」ということなのかもしれません。
おわりに
「子どもを信じることは大切だけれど、信じすぎるのもよくないと思う」について、私の考えを書きました。
親として、子どもを信じることは大切です。
ただ、
- 子どもが問題を起こしたとき、自分で正直に言える
- 子どもが間違いを起こしたとき、素直に反省できる
そんな状態は守ってあげたいと思います。
そのため、子どもを過度に信じすぎるのではなく、物事をありのままに捉える状態でいたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。