子育ては、頑張りすぎないほうがうまくいく!
これ、最近よく思うことです。
自分の弱さを認め、自分にできないことは無理せず、時には人に頼る。
こんなことが自然とできるようになった今、子どもが生まれて一番ラクに子どもと関われている気がします^^(それでもたま~にいっぱいいっぱいで、主人に当たることもありますが(笑))
そうすると、子どもたちも生き生きしてくるし、今まで見えてなかった可愛さも見え、とても愛おしく思えます。
今日は、以前の私のように、子育てが大変と悩んでいる人に少しでもラクになってほしいという思いでお届けします。
子育てとは
子育ての喜びって、本当は「可愛いなあ」「愛おしいなあ」そのようなことなのだと思います。
しかし、家事の多さ、核家族化、ワンオペ育児…
様々な状況の中で、見失われつつあります。
私の場合、一人目よりも二人目、二人目よりも三人目とさらに気楽に子育てできているのですが、今や「子育て」という感覚がありません。「子どもと関わる」「子どもと暮らす」という感覚の方が近いような気がします。
子どものためだけに平日公園へいく
支援センターへ連れていく
早くから習い事をさせる…。
そんなことは今はしていません。(やることいっぱいでできないという理由もありますが)
家事がたくさんの日は一日中家にいて、2歳の息子が外に出たのは幼稚園のバスの送迎時のみ、ということだってあります。
幼稚園の見送りついでに近くを散歩し、その日の外出は終了!なんて日もしょっちゅうです。
それでも子は育つ!
それでも元気に育ってますし、運動能力は3人の中で一番!!
- 押し入れからジャンプするし、走るのも早い!
- 前転だって上手。
- 遊具だって教えてもないのにどんどん進みます。
そして一番のいたずらっ子!
それでも(次男は今2歳2か月)、0歳の赤ちゃんに会うとよしよしと頭を撫でたり、
姉や兄が泣いていると駆け付けたり。
わが子ながら優しい子に育っているな~と思います^^
私のおじいちゃんの話
私のおじいちゃんは現在90歳。(子どもたちの曾祖父。実家にいます。)
「昔は子どもを育てるとか考えもせんだったばってん」(熊本弁で考えもしなかった)と言います。
親は子どもにばかりかまっている暇はなく、上の子がおんぶやおむつかえなどお世話をし、近所の子どもたちの中で勝手に育っていたそうです。(おんぶをしていると、おもらしで、たまに背中があったか~くなることがあったそう^^)
私も田舎育ちなので、年齢関係なく、田んぼや公園、道路などいろんなところで遊びました。
そのため、初めは孤独な育児にすごく違和感を感じました。
子どもと関わる上で一番大切にしたいこと
子育てには、いろいろ考え方があります。
ただ、一番大切にしたいことは、"心を育てる"ことです。
これは、自分の子ども、また多くの小学生の子どもたちをみてきた経験から感じることです。
同じことが起こっても、心が安定している子どもは動じず、何事も自分なりに考え前に進んでいきます。
勉強やスポーツができることも大切ですが、一生涯を考えたとき何が大切かというと、困難に直面しても前に向かって進んでいくしっかりした心ではないでしょうか。
それを考えると、トイレトレーニングや食事のマナー、お手伝いなどまだまだ焦らなくても大丈夫です。
子どもの心の育て方
よく「自己肯定感を育てましょう」といいます。
"自分を肯定する(大切にする)感覚"まさに心を育てるということです。
それを育てるためには褒めちぎったらいいのか、それとも褒めたり叱ったりメリハリをつけたらいいのか…。
私も、一人目の時はずいぶん考えました。
でも、今では、その子の言ったことを聞き、受け止め、間違っていることはきちんと教える。嬉しいときは一緒に喜び、泣いているときは抱っこしてあげる。
そんな当たり前のことをすればよいのだと感じます。
子どもの心を育てるためには、叱咤激励する必要はありません。
怒鳴られたり、〇〇しなさいと命令されて、自分が大切だと思えますか?
仕事と子育ては違う
確かに、仕事では頑張った分成果は表れるし、経験を重ねることで自信もついてきます。
教師4年目、だいぶやることも見えてきて、それまでで一番スムーズに学級経営ができました。
40人近くの子どもたちと一斉に関わる際は、時には厳しく指導することも必要です。特に学級経営のポイントとなる初めの一か月(初めの3日間で学級は出来上がるという教師もいます)は、とても気合を入れました。
仕事ではそれでよかったのです。
でも私、子育ても一緒だと思っていました(笑)
そんな風に初めての子育てに取り組んでいました(笑)
今のように、自然に、ラクに、子どもと接する方法が分からなかった・・・。
周りのお母さんたちが「〇〇だね~」「〇〇しようね~」などと小さい子どもと会話している様子を見て、甘やかしすぎ~!なんて本気で思っていました(笑)(今ではどうしてそんなこと思っていたのか謎です笑)
教師と親の役割は全く違う
"子どもと関わる"といっても、教師と親では全く違います!!!
家は子どもの心を育てるところ。
学校はその育った心を伸ばすところ。
今年、実際にわが子が小学校に入学してから感じることです。
幼稚園を卒園する際、卒園児の保護者へ、ある言葉をもらいました。
「良き一人の母の力は、10人の教師に勝る」という言葉を送ります。どういう子に育ってほしいかというおうちの方の思いを伝えながら、後ろ姿を見せ、それぞれの良さを持った子どもたちが、それぞれ健やかに成長する様、これから一番の理解者であるお母様方の温かい応援を期待してやみません。
『良き一人の母の力は、10人の教師に勝る』
母の力の大きさを感じるとともに、親としては責任を感じる言葉でもあります。
でも教師、親どちらの立場も経験したことのある私は、自信を持ってその通りだと頷きます。
- 学校で嫌なことがあっても家庭が安心できる場所であれば子どもはいつか回復します。
- また逆に、学校でどんなに楽しいことがあっても、毎日帰ってくる家庭が安心できる場所でなかったら子どもの心は安定しないでしょう。
親である私たちにできること
教員時代、学校でも「子どもの自己肯定感を高めましょう」と取り組んでいました。
しかし、実際に親としてできることには、これっぽっちも及びません。
子どもを産んだ今なら分かります。
子どもの教育について、他人に任せたくなるときもあるけれど、最後はやっぱり"親"なのです。
だからといって、私たちは特別なことをしなければならないわけではありません。
ただ子どもの話に耳を傾け、「そうなんだ~」「よかったね」「嫌だったね」と共感してあげる。それだけでいいのです。
子育て頑張ろう!子どもを育てよう!と意気込んでいた時より、「子どもと暮らす」という感覚でいる今の方が子どもの可愛さがたくさん見えるし、毎日楽しいです♪
おわりに
もし、今子育てがうまくいってないなと思ったら、きっと親も子どももきついはず。
そんなときは一度立ち止まって、子育ってって何だろう、自分は一体何をしたいのか、問いかけてみてください。
私も、できたらまた子育てやり直したい!って思うこともあるけれど、あの時はあの時で精一杯やってきた!!
その思いは、これからの子どもとの関りに生かしていこうと思います^^
お読みいただきありがとうございました。