わが家の工夫・対応策

「遊びは学びに繋がる!?」子ども時代に大切なこと

以前こんな記事を書きました。

1年生を担任した時に一番驚いたこと。「学ぶ」って本来こういうことじゃいのかな?教師三年目は、1年生の担任になりました。 一年目と二年目は、それぞれ5年生と6年生の担任でした。 そのため、初めはこれまでと...

あれから2年半以上が過ぎ、さらにその想いは強くなりました。

つまり、

  • 「知りたい!」「やってみたい!」といった本人の意欲、また、これまでの経験や知識を生かして自ら解決しようとする考える力は、その後の学びに繋がっていくこと
  • 子ども時代に家庭で経験をしてきたことは、その後の学びに大いに生かされるということ

です。

今日は特に、「遊びは学びに繋がっている」という目線で、子ども時代に大切なことについて考えてみたいと思います。

長年教育に携わってきた方々からの話も載せています。

遊びも立派な学び!子どもは遊びを通して学んでいく!

わが子は小四、小二、年長。

小学校に入ると、それまでなかった勉強が始まります。

ところが、生まれたときから子どもを見てきて思うことは、決して小学校に入ってから勉強がスタートするわけではないということです。

子どもたちは、遊びながらたくさんのことを学んでいます

どの遊びも、
じっくり考えたり、手先を動かして操作したり、あれでもないこれでもないと試行錯誤したり、
その後の学びに繋がっています

散らかったり、困るタイミングで遊びはじめたり、そんなことも多いですが、何でもかんでも「ダメ」というのは、とてももったいないことだと感じています。

 

子どもたちに聞いてみると、勉強は好きなんだとか!

長女は相変わらず「宿題は大っ嫌い!」と言いますが(笑)、「勉強は好き」なんだそう。

漢字ドリルや計算ドリルなど決められた課題は嫌とのことですが、学校から週末に出される自主学習には意欲的に取り組んでいます。

それも、遊びの中で考えたりやってみたりという経験をたくさんやって、勉強が特別なものではないと感じているからかもしれません。

子どもがやりたいということを可能な限りやらせてみる

では、遊びが大事かといって、知育玩具をたくさん買い与えたり、遊んでいる時に親があれこれ口を出して教えるのか、というと、そうではありません。

子どもがやりたいということを可能な限りやらせてみる、という感じでよいと思います(ある程度見守る)。

子どもたちは好きなことを集中してやっているときこそ、多くのことを学んでいます。

親がやってほしいと思うことと子どもたちがしたいことは必ずしも同じわけではありませんが(違うことの方が多い)、興味がないものを無理矢理させても効果は薄いと感じています。

図鑑でトンネルを作ってレールの上をビー玉転がし。図鑑の使い方間違っていますが(笑)子どもの目線で見れば、なかなか面白いかもしれません☆子どもにとっては全てが学び。

また、子どもをよく見ていると「この子はこういうことに興味があるんだ~」と親自身いろんな発見があり面白いです。

少し大きくなったら、その子の興味のある場所に連れて行ったり、その分野の図鑑や本を与えたりと、次に繋げやすいでしょう。

長年教育に携わってきた方たちの話

私自身の話だけでなく、長年教育に携わってきた方たちの話もご紹介します。

以前、同じ学年を担任していた女性の先生の話

当時50代で、教育に対する信念があり、しなやかで優しく、私の尊敬する先生の話。

一緒に仕事をしていたのは10年以上前になりますが、今でも交流があり、コロナ禍にも「元気にしてる?子育てどう?」と電話をくださいました。

その先生は、定年後も、教育委員会からの要請で、放課後、学習の厳しい子たちの宿題等を見ていたそうです。

そして感じたのは「(保護者に対して)家庭でいろんな経験をさせてほしい」とのことでした。

もちろん難しいことではなく、手先を使って遊んだり、ハサミを使って切ったり、日常生活のごくごく普通のことです。

今年度からお世話になっている次男の幼稚園の園長先生の話

引越しの際見学に行って、次男に合っているな〜と思って決めた幼稚園。

そこの園長先生が素敵な方で。一見陽気なおじさんに見えますが(笑)

その先生が園の見学のときに言われたことの一つが「幼稚園では遊びを大切にしている。平仮名が書けるかどうか、などは、(今できなくても)やがて追いつく」といったことでした。

私も大いに共感します。

ちょっと待って!子どもに平仮名を教える前に考えておきたいこと今からおよそ一年前、このような記事を書きました。 https://sarasaralife.com/archives/131787...

おわりに

遊びの大切さについてお伝えしたく、記事を書きました。

実際に生活していると、なかなか子どもの好きなようにさせてあげられないときも多いと思います。

ですが、「子どもたちは遊びの中でたくさんのことを学んでいる」という考えが大人の中にあれば、子どもたちのことを少し大目に見ることができます。

 

ある時、子どもたちが家にあるダンボールで工作をしていたとき、私は「ユーチューブとダンボール遊び、どっちが楽しい?」と子どもたちに聞いてみました。

すると、三人共即答で「ダンボール遊び!」との答えが。

ユーチューブ大好きな子どもたちですが、観るだけの受け身的な行為よりも、自分たちで考え試行錯誤していく能動的な活動こそ、創造的で面白いものだと、体感として分かっているのでしょう。

なるべく、そんな経験をさせてあげたいなと思います。

 

▼(子どもによって合う合わないがあるかもしれませんが)わが家で今も長く遊ばれ、私が「いいおもちゃだな~」と思うのは、次の3つ。参考までに載せておきます。

①レゴ(小さい頃はアンパンマンブロック)

↑最初に買ったレゴがコレ。マスの数を数えながら組み立てていて、かなり頭を使って遊んでいるのが分かります。夫も子どもの頃よく遊んでいたそう。

②積み木

↑片付けるのが大変で一時期しまっていましたが(笑)、今の家に越してきてから、特に年長の次男がいろんな遊び方をして楽しんでいます。同じ形の積み木がたくさんある、というのが遊びの幅を広げてくれています。私も似た積み木で子どもの頃たくさん遊びました(子どもの頃「もっとたくさん積み木があったらな~」と思っていたので、積み木の数が多いこれにしました)

③ピタゴラス

↑ペタペタと磁石がくっつく感じがよく、簡単に立体が作れます。三角形2枚で四角形になることや、正方形6枚で立方体になることが、子どもでも感覚として分かります。

あとは、折り紙やお絵描き、廃材で工作などが人気です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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