子どもが本に親しんでくれたらいいなあ。
多くの親が望んでいることではないでしょうか?
これまでの子育てを振り返り、子どもと本について、私が感じていること3つをお伝えします。
無理をしなくて大丈夫!
「小さなうちからたくさん絵本を読んであげて、いろんな種類の本に触れさせて…。」
私自身そう思いながら子育てしてきました。
しかし・・・
二歳差三人をほぼワンオペ育児していると、ゆっくり絵本を読んであげられる時間はほぼ皆無に近いです(;_:)
夜寝る前の絵本の読み聞かせは、常に下の子が泣いていた記憶があります(*_*;
また、一か月以上読み聞かせしていないな…ということも(+o+)
「ああこれじゃあいけない」「もっと絵本を読んであげればよかった」そう思ったことも数知れず。
ですが、気付けば子どもたちは大きくなり、それぞれに本に親しむように。
常に本を読んでいる!というわけでも、何より一番本が好き!というわけでもありませんが、三人共本は好きなよう^^
私が唯一、本に関して守ってきたこと。
それは、「本を読むことを子どもたちに無理強いしない」ということです。
もしかすると、これはとても大切なことなのかもしれません。
子どもの好きは本人が見つけるものであって、大人が作るものではありません。
家にいくつか本があって、たまに読んであげる、大変なときは無理しない、それでもよいのだと今は感じています。
図書館で借りることもありますが、よく読むものはいつも家にあったほうがいいな~と感じます。
「世の中にはたくさん楽しいことがあって、その中の一つとして"本"もあったらいいな」そう思っています。
本だけが全てではありません。
だから、前の私と同じように「思うように絵本を読んであげられていないな…」と感じている人に、「無理をしなくて大丈夫」と伝えたいです。
子どもが読みたい本を与える
親としては、「できればいろんな分野の本を読んでほしいな~」と思いますよね。
ですが、私たち大人だって、興味のないものは読む気になりません。
自分の心に正直な子どもたちなら、なおさらでしょう(こちらが「よかれ」と思って読んでも、子どもの反応はいまいちなことも・笑)。
むしろ今は、「自分はこれが好き!」という本があることは、とても幸せなことだと思うようになりました。
だから、基本的には、子どもが読みたい本を与えるようにしています。
毎日子どもが同じ本をもってきても、基本的には要望に応えて。余裕がある時は、もう一冊私が読んであげたい本を読みます。また、本を購入するときも、子どもの意見を聞いて。
以前、「いろんな本に出会わせたい」と"毎月絵本が届く"というものに加入していたことがありますが、家事・子育てに忙しく…(T_T) 消化しきれない、と思い退会しました。
また、本がたくさん増えるのも自分には管理できませんでした。
娘は三年生。小さい頃はひとくくりに"絵本"を読んでいたのが、1年くらい前から急に"好み"が出てきました。
娘は、ちょっと変わった?生き物についての本がとても好きです☆
▼娘の愛読書。もう何回読んだか分かりません。
同じきょうだいでも、好みが違うのも面白いところ。
▼一年生の長男のお気に入りはコレ!
『エルマー』の本は、長男が年長の頃、自分から「買って~」と言ってきた本です。幼稚園で先生が読み聞かせをしてくださったそう。
こんなことは初めてだったので、よっぽど気に入ったのでしょう(素晴らしい本との出会いに感謝です)。
幼稚園でもいろんな本に出会えるので、親が頑張りすぎなくてもいいですね。
▼もうすぐ5歳になる年中の次男の最近のお気に入りはコレ!
▼子どもの成長と共に、読む本も少しずつ変わっていきますが、以下の本は何度も読み聞かせをした思い出深い本です。
「いろんな本を読んであげましょう」もちろんこれも大切なことなのかもしれませんが、それに惑わされず、親として、子どもに「好き」があることを喜んであげたいですね。
本に触れられる環境づくりを
環境って大切です。どんなによい本でも、普段目につかないところにしまっていては、読む機会も減るでしょう。
「子どもにたくさん触れてほしいものはリビングに置く」
そんな考えのもと、絵本をしまった本棚は、これまでほぼずっとリビングに置いていました。
ただ、三人目の次男も幼稚園に入り、普段日中子どもたちは家にいません。
また、テレビやカードゲーム、工作…そういったこともわが子は好きなので、そんな中、なかなか「絵本を読もう」とはならないようです。
そこで、思い切って、本棚を寝室に移しました(図鑑は本棚には入らないのでリビングに)。
日中本に触れる機会は減ったかもしれませんが、それ以上に、就寝前の時間が「本だけに集中できる時間」になりました。
最近は、「寝室に行ったら各自好きな本を読む」→「私が長男と次男に読み聞かせをする」(その間長女は一人読書。三年生ともなるとしっかり自分で読み進められます。そう思うと、読み聞かせてあげられる時間も長くはないですね)→「消灯」という流れです。
本の時間がとれないこともありますが、できればこの時間は確保したい(最近消灯は9時を過ぎます^^;)
子どもたちとゆったり本を読む時間は、私にとっても楽しく、大切な時間でもあります。
「家のどこに本を置くのか」というのも、子どもが本に親しむ上で大切なポイントかもしれません。
図書館を身近な存在に
私が図書館によく行くようになって、「本当に図書館って面白いな~便利なところだな~」と感じています。
いろんな種類の本があって、ちょっと読むことも、2週間借りることもできて、ネットで予約もできる。そしてそれが無料!
厳密には私たちが払っている税金ですが。
借りようと思う本がなくても、実際に行ってみたら「読んでみたい」と思う本に出会うこともあります。
それがきっかけとなって新しい世界が広がることも。
だから、子どもたちにも図書館を身近な存在に感じてもらいたいと思っています。
おわりに
子どもが本に親しむためには?というテーマで、私がこれまでの子育てで感じたことを書きました。
無理せず、
子どもの興味関心を大切に、
少しだけ環境を見直してみる。
また、図書館を身近な存在に。
誰かの心が少しでもラクに、また、子どもたちが本の楽しさに気づくきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼この本、大人が読んでもとても面白く、また本当にためになるので、是非読んでみてください☆