この2年間、たくさんの本を読んできた中で、忘れられない本が何冊かあります。
今回紹介するのも、そのうちの一冊。
片付けをはじめた当初に読み、衝撃を受けたことを今でもよく覚えています。
久しぶりに読みたくなって、一気に読んでしまいました。
私は、こんな生き方がしたい!
この本を読んで、そんな思いがしっかりあったからこそ、
大量のものを手放し、
退職を前向きに考え、
今とても幸せな生活を送れています。
改めて読んで、印象的だったことを書きます。
モノを買っても幸せになれない
言うなれば、私たちはモノ重視の考え方により、本来自分を幸せにしてくれるはずの二大要素ー「人と深く付き合う」ことと「好きな仕事をする」ことーを見失ってしまっているのだ。けれども幸い、そんなモノ重視の考え方を捨ててシンプルな暮らしを選ぶ人が、今どんどん増えてきている。
私は今、「家族や大切な人と深く付き合うこと」で幸せを感じています。
また、「しっかりと子どもと向き合うこと」「家族が気持ちよく暮らせるよう衣食住を整えること」が私の大切な仕事だと感じ、日々を過ごしています。
ブログも、私の経験が、誰かの、何かの役に立てればと思って、好きで発信していることです。
これらのことが自由にできている今の私は、幸せでしかありません。
昨今の断捨離ブームは『モノを買っても幸せになれない』ということに、多くの人が気付き始めたからなのかもしれません。
「人がモノを」ではなく、「モノが人を」支配している
シンプルに暮らすというのは、この悪循環を断ち切ることだ。つまり、自分の時間を働いては買う、もっと働いてはもっと買うの繰り返しに捧げるのをやめて、ゆとりを持ち、少ない借金で暮らすことこそがシンプルな暮らしの在り方なのだ。
仕事をすれば「お金」は入ります。
しかし
- 子どもたちとの触れ合い
- 家族団欒
- 心のゆとり
それらは減り、その代償はとてつもなく大きいです。
私も以前からそこに疑問を抱いていました。
そして、そもそも私が働かなくてもすむ方法はないか?と辿り着いた答えが、「モノを減らし、出費を減らすこと」でした。
それに気づかず働いていたら、私は今もずっとその悪循環の中にいたかもしれません。まさにラットレースのように。
私が退職を決意したのは、‟その悪循環を断ちたい”という意味もありました。
幸せとは
「幸せとは、求めたり、所有したり、稼いだり、身につけたり、消費したりするものではない。幸せとは心が感じるものであり、あらゆる瞬間を愛、慈悲、そして感謝の心を持って過ごすことだ。」
今ならこの言葉の意味がよく分かります。
これからも‟モノ”ではなく、‟心”の幸せを感じながら、日々を過ごしていきたいと思います。
おわりに
教師の仕事はいつでもできるけれど、子どもたちの幼少期は今しかありません。
そんな大切な今の時間を‟稼ぐこと”に費やさなくて本当によかったと思いますし、働いては買い、そのためにまた働く…という悪循環を断つこともできました。
生きる上での大切な気づきを与えてくれた、この本との出会いに、改めて感謝です。
お読みいただきありがとうございました。