以前、Twitterをきっかけに、瀧靖之さんという脳医学者の方を知りました。
どなたかが「読んでよかった」と、その方の著書を紹介されていました。
紹介されていた本のタイトルははっきり覚えていませんが、面白そう!と、私は早速図書館で瀧靖之さんの本を検索しました。
そして、気になるタイトルの本を数冊予約。
その中で、特に、一冊目に読んだ『「賢い子」は図鑑で育てる』という本が、子育てでとても参考になると感じたので紹介します。
本当の「賢さ」とは?
夢を見つけて、かなえること。
なにが好きで、なにを幸せと思うのかは人によって異なりますが、どんな夢でもかなえられたら必ず誰もが幸せになれます。
そしてその、夢をかなえられる力が「賢さ」だと私は考えます。
だから子育ては、いつか本人が夢をもったときに、自立して、それをかなえられる力をつけてあげられたら大成功ではないでしょうか。
夢をかなえられる力が「賢さ」。
とても心に響きます。
- テストでよい成績をとること
- いい大学に進むこと
きっとそれだけでは本当に幸せに生きていくことはできないと、私たちは知っています。
未来に夢や希望をもち、そのために自ら努力できること、それこそが本当の賢さなのでしょう。
人生100年時代を生き抜くためには?
勉強を楽しんでいる子どもは、明るくて前向きです。将来の夢をもち、友人に囲まれ、明るい未来に向かって学生生活を謳歌しているでしょう。
その勉強好きな姿勢は、小学校に入学していきなりはじまったわけでも、受験で開花したわけでもありません。もちろん、両親が「勉強しろ」と言うからでも、いい成績をとればごほうびがもらえるからでもありません。
もっと以前から、学ぶことの楽しさを体験しているのです。
重要なことは、「勉強」を「いやいや、やらされるものだ」と思ってしまう前に、「学ぶ=楽しい!」という体験をしていることでしょう。
著者は、AI(人工知能)時代の到来にも触れ、これからの「人生100年時代」を幸せに生き抜くために、いくつになっても「学び続ける力」が必要だと言っています。
そして「学ぶ=楽しい!」のであれば、無理なく続けられると。
私は、一年生を担任した経験から、次のようなことを感じました。
- 一年生の時点で、既に学ぶ力に大きく差があること
- 自ら学ぼうとしている子どもは、学ぶことを心から楽しんでいること
- 家庭で、遊びを通して、学ぶ習慣や考える習慣を身につけることができること
そのため、筆者の考えに大きく共感しました。
子どもたちに「学ぶことは楽しい!」と伝えていきたいですね。
好奇心を育てるには、図鑑が一番!
「好奇心」を刺激し、「思考力」も鍛えられる。長い人生を幸せに「生きる」ための力を身に着けられる最高のツールなのです。
そんな、大人の想像を超えた影響をもたらすのが『図鑑』です。
『図鑑』について語り出すと止まらない!という筆者が、あらゆる観点から図鑑のよさを語っています。
- 『図鑑』を読みながら勉強の基礎訓練ができる!
- 知っている、という自信につながる!
- 家にいながら世界のことを学べる!
- 『図鑑で子育て』はコスパがいい!…
また、図鑑を読むといっても、難しいことは必要ありません。
- 子どもが興味をもったものを、とにかく子どもと一緒に読む。
- 布団に入ってからの3分、5分だけでもいい。
- 一週間ぶりに子どもと遊ぶときに開いたら十分。
これくらいならできそうです。
まずは親が楽しむ!
大人がつまらなそうに仕事や家事、勉強に向かう姿を見せておきながら、子どもには学校や習い事を楽しんでほしいというのも、おかしな話です。
だからと言って、嘘をつき、無理をして子どもに接するのもよくないですよね。
つまり、親自身が自分の人生を楽しめるように努力をしなければいけないのです。親ができる教育というのは、いい学校に通わせたり、中高生になって、お金をだして塾に入れることだけではありませんよね。
幼少期に、子どもたちに世の中に対してどう興味をもたせるか。
そして「学ぶことは楽しい」、一歩踏み込んで「生きるのって楽しい」と教えてあげることに尽きると、私は思います。
「生きることは楽しい」
私自身、これまでの子育てにおける苦い経験から、これが一番大切なのではないかと思っています。
そして、「学ぶことは楽しい!」もその中の一つ。
知るって、分かるって、できるようになるって、大人になっても本当に嬉しいことです。
難しい勉強でなくても、
片付けのことだったり、洗濯の方法だったり、掃除の仕方だったり、お金のことだったり…
身の回りに学ぶ機会は溢れていますね!
まずは、親自身が学ぶことを楽しんでいきたいです。
おわりに
この本は、「図鑑を読みなさい!」といった本ではありません。
もっと広い視点に立って、
子どもたちの幸せを考え、"「学ぶことは楽しい」という感覚を身に着けるさせるため、図鑑はこんなにいいよ"と提案してくれています。
図鑑を何冊もただ買い与えるのではなく、少なくても子どもが興味あるものを親が一緒に楽しむ。
そんな経験を通して学んだことは、ずっと子どもたちの心に残ることでしょう。
「学ぶ」ということについて、改めて多くの気づきを与えてくれた本でした。
お読みいただきありがとうございました。