子どもとの関わり方

イヤイヤ期って本当に大変!三人の子どもたちから学んだこと

みなさまのお子様は、イヤイヤ期ありましたか?

わが家は、三人三様それぞれにありました。

子どものイヤイヤ期って、本当に大変ですね…(*_*;。

私は幼稚園免許も持っていますが、実際に親になるまで、こんな時期があることすら知りませんでした(学んだかもしれませんが覚えていませんでした)。

それに、子どもたちが幼稚園で見せる顔と家で見せる顔はやっぱり違って、
多くの場合、気を許せる家での方がその様子は激しいと思われます。

今日は、子ども三人のイヤイヤ期を経験して、私が学んだことについて書きます。

歳の近い子どもを育てながらのイヤイヤ期は本当に大変でしたが、だからそこ学んだこともあります。

わが子3人のイヤイヤ期の様子

まずはじめに、わが子3人のイヤイヤ期の様子について。同じきょうだいといっても、様子は様々です。

1.長女の場合

長女のイヤイヤ期は二歳前後。急に自己主張が激しくなりました(もともとおとなしい子ではありませんでしたが)。

私は、突然のことに一体どうしていいか分かりませんでした。

当時私は二人目の妊娠後期。重いお腹で、さらには真夏。もう毎日イライラで、何が何だか分かりませんでした(笑)

抱っこ抱っこといってきかない2歳の長女を、お腹の大きい体で一キロほど歩いて帰ったことは今でもよく覚えています…

ちょうどその頃娘は中耳炎になっていて、はじめはそれで機嫌が悪いのだろうと思っていました。

しかし今思うと、あれが長女のイヤイヤ期でした。

「今ならこうするな…」と思う反省点がたくさんあります。

2.長男の場合

一人目の経験から、長男が二歳前になると「間もなくイヤイヤ期がやって来る」と待ち構えていました(次男妊娠中)。

しかし、長女の場合と違い、目に見えて激しい主張というものはありませんでした。

ただ、長男は昔からよく泣く子(年長になってからは泣くことはほとんどなくなり、とてもたくましくなりました)。そのため、大きな変化を感じなかったのだと思われます。

長女のときと違い、3歳というずいぶん遅くになってから「これが長男のイヤイヤ期?」と感じる時期がありましたが、一人目の時とは比べものにならないくらいあっさりと過ぎていきました。

男の子だからなのか、
二人目で少し余裕をもって関わってきたからか…
自分の関り方次第でイヤイヤ期ってそんなに激しいものにはならないのかな~と思った覚えがあります。

次男の場合

三番目の次男。自分では、一番気楽に関わってきたつもりです。

そのため、きっと長男の時と同じように、明らかなイヤイヤ期はこないだろうと考えていました。

で・す・が。

きました!次男のイヤイヤ期!

今から二か月ほど前の夏休みが終わる直前、3歳5か月になる次男は、突如激しい自己主張をするようになりました。(これまでも十分激しかったのですが(^^;))

とにかく自分でしたい!
こちらがよかれと思ってやると、自分でしたかったとギャン泣き!

玄関の鍵を自分で開けたい!というのは序の口で、

  • ご飯をよそってある茶碗を見つけると「自分でやりたかったー!」と火がついたように泣く。
  • トイレの後(大)、自分で拭きたい!
  • トイレの後、私がうっかり水を流すと「自分で流したかったー!」と地団駄を踏んで泣く。
    ↑これが一番厄介です…流してしまったらもう元には戻せなくて…( ノД`)

かねてからやんちゃな子ではありましたが、明らかにこれまでとは違い すさまじいパワーアップを遂げました。(三人の中で一番大変かもしれません。夫も3歳相手に本気で腹を立てていました・笑)

さらにその頃は、毎週通っているスイミングも「着替えないー!」「行かないー!」と頑なな態度(これまではそんなことは一切なし)。

また、夏休み後半にあった夏季保育&9月前半の幼稚園は、「幼稚園バスに乗らないー!」と大泣き&私にしがみつく。(あまりに激しくて、一度次男が噛んで私のTシャツに穴が開きました・笑)

本当に大変でしたが、約二か月経った今は、だいぶ落ち着きました。(私が慣れたのもあるかもしれません)

イヤイヤ期とは?

イヤイヤ期って一体何…!?

とにかく「大変」「厄介」と言われますが、教育に関心のある私は、どうしてもその意味を考えたくなります。

三人の子育てを通して、私なりに感じていることを書きます。

1.イヤイヤ期は子どもが目覚ましく成長する時期

三人目で、私はようやくイヤイヤ期というものを客観的に見れるようになりました。

今思うことは、イヤイヤ期というのは子どもが目覚ましく成長する時期であるということ。

まだまだ幼い2~3歳の子どもたちが「何でも自分でやりたい!」と自立の意欲が芽生えることは、本当に素晴らしいことです。

上手くできないことも多く、時に親を困らせてしまいますが、子どもの発達においてとても大切な時期ということは忘れずにいたいです。

2.イヤイヤ期の様子は人それぞれ

イヤイヤ期の様子は、同じきょうだいでも全然違います。ましてや、他人の子どもとは違って当然です。

そのため、「一人目のときはこうだった」「〇〇ちゃんにはこの方法が効くらしい」などといった情報は、時に、目の前のわが子をありのままに見ることを曇らせてしまいます。

イヤイヤ期の様子は人それぞれ違う"ということを念頭に置き、わが子に合った接し方・関わり方をしたいものです。(イヤイヤ期の表現の仕方は、その子自身に備わったものなのでしょう。)

3.子どものイヤイヤ気が酷いのは、ママのせいではない

私は何年も、「長女のイヤイヤ気が激しかったのは、私がイライラガミガミだったから」と思ってきました。

思えば、子どもと同じ目線で対抗し、「何でそんなことするの!」といった態度で接していました。当然娘も反抗的になり、それがずっと続いていったように思います。

ですが、三人目の次男のイヤイヤ期がとても激しいことで、「子どものイヤイヤ期が酷いのは、必ずしもママのせいではない」と思うようになりました。(だって明らかに今が一番精神状態がいい・笑)

もちろん、イライラガミガミはよくありません。それは今でも反省しています。

ですが、子どものことで必要以上に自分を責める必要はない、と今なら言えます。

もしも今、前の私と同じように思っている人がいたら…それを何より伝えたいです。

それに、反省して次に生かすことこそ大切です。

きっとどこを探しても、完璧に子育てできる人なんていないでしょう。

「長男妊娠中の私」と「イヤイヤ期真っ盛りの2歳の長女」。三人目でも大変なのに、この頃必死だったのも今なら仕方なかったと思えます。

イヤイヤ期の子どもとの接し方

これまでたくさん失敗して学んだ、イヤイヤ期の子どもとの接し方について書きます。

1.子どもに共感する

まずは共感

仮にダメなことであっても、まずは子どもの気持ちを受け入れて、その上で話をしたいものです。(危なくなければ基本やらせます)

泣いている子どもに、「~したかったの?」「~なんだね。」などと一声かけると、泣きながらもこくんと頷き、それだけで落ち着くこともあります。(一人目の時は、これができていなかったなあと思います。とにかくこちらの要求を押し付けていた…。)

次男のイヤイヤ期がピークだったとき、
「ご飯自分でつぎたかったの?」
「トイレ自分で流したかったのね。(流しちゃって)ごめん。」
などと声を掛けると、それだけで少し落ち着くこともありました。

大人だって、誰かに共感してもらったら、嬉しいですよね。

2.子どもを尊重する

次に、子どもを尊重すること。

確かに、2~3歳の子どもはまだまだ幼いです。

ですが、一人の人間ということに変わりはありません。

「まだ子どもでしょ!」ではなく、「あなたにもちゃんと意思があるのね」といった考えで接したいものです。

※もちろん子どもなので、気をそらすという手は使います・笑

3.子どもと会話する

三つ目に、子どもと会話すること。

イヤイヤ期の子どもの主張は本当に激しく、一見ワガママにも思えるのですが、関わっていくうちにどこでギャー!!となるのかが少しずつ見えてきます。

そしてあらかじめ子どもと会話することで、同じ失敗を防ぐことができます。

次男のイヤイヤ期がピークの時は、
「ママがご飯ついでいい?それとも自分でつぐ?」
「トイレ、ママが流していい?」
一つ一つ確認していました(今もやっています)。

一見手間のようにも思えますが、ちゃんと子どもの意思を確認してからやると、ギャー!!とはなりません。お互い気持ちよくいられます。

おわりに

今日は、わが子三人のイヤイヤ期から学んだことについて書きました。

イヤイヤ期の子どもとの接し方3つ

  1. 「共感する」
  2. 「尊重する」
  3. 「会話する」

これは何も、イヤイヤ期の子どもに対してだけ言えることではありません。

もっと大きくなった子どもでも、また私たち大人でも、全ての人と関わる上で大切にしたいことです。

そういった意味では、イヤイヤ期は、「子どもを一人の人間として見よう」という、親に与えられた訓練なのかもしれません。

"心の余裕""時間の余裕"をできるだけもって(余裕がないと子どものことを待っていられません)、どうにか乗り越えていきたいですね。

そして、人やネットなどの情報に頼りすぎず、しっかりわが子を見て対処していけば、自ずとよりよい関り方は見えてきて、そのうち必ず落ち着く日がきます!

 

わが子3人での経験になりますが、子どものイヤイヤ期で悩んでいる誰かのお役に立てたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

「学校行きたくない」と言った娘に、私が伝えたメッセージ一年生の三学期、娘の「学校行きたくない」が勃発しました。 https://sarasaralife.com/archives/15...

 

【後日追記】

この記事を読んで、Twitterからコメントをいただきました。

とても参考になる、きっとイヤイヤ期で悩んでいる人の助けになる、と感じたので添付しておきます。

どれもとても共感します。そして大切なこと。

こんな気持ちでイヤイヤ期の子どもと向き合えたらいいなと思います。

コメントありがとうございました!

 

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ABOUT ME
ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

POSTED COMMENT

  1. なだ より:

    こんばんはー
    (おはようございますかな…)

    イヤイヤ期、わたしも真ん中の子はあまり覚えがないような…
    やはり2番目だから、こちらも肩の力を抜いて育児出来ていたからでしょうか?

    末っ子は今からくるんだろうなぁ。。
    一歳になり、自分の意志がどんどん強くなり、
    危ないことばかり挑戦したがり、目が離せません(((・・;)

    • ミモザ より:

      おはようございます!
      なださんのお子さんも二人目はあんまりイヤイヤ期なかったのですね〜
      きっとこちらの関わり方の影響も0ではなく、かといってその子自身の生まれもったものも大きく…。とにかく親にできることは、わが子をみて最善と思う方法を試すのみですね!

      三人目のお子さん、一歳おめでとうございます♪( ´▽`)☆そしてなださん自身も今まで本当にお疲れ様です。
      社宅に一歳の子が何人かいますが、本当にママって大変だなぁと見るたびに思います。

  2. さとりん より:

    流しちゃったらもう戻せない…のところで
    深く共感しました。
    ブログを読んで、
    子供を子供としてじゃなくて、
    1人の人間として共感し、尊重して
    話を聞く姿勢をもつ訓練なんだと実感しました。
    いつも勉強させていただき、ありがとうございます!!

    • ミモザ より:

      さとりんさん共感嬉しいです!
      子育て、大変なことも多いですが、同時にたくさんの学びを与えてくれますね。
      一緒に頑張りましょう^^

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