わが家の工夫・対応策

「図鑑」は子育てにとてもいい!子どもが図鑑に親しむためのポイント3つ

以前、『「賢い子」は図鑑で育てる』という本をご紹介しました。

学ぶことは楽しいと伝えたい!『「賢い子」は図鑑で育てる』を読んで以前、Twitterをきっかけに、瀧靖之さんという脳医学者の方を知りました。 どなたかが「読んでよかった」と、その方の著書を紹介さ...

この本を読んだことをきっかけに、私は図鑑に興味が沸くように。

結論から言って、「図鑑」は、子育てにおいてとてもいいです!

ただ、家に図鑑があっても置いておくだけではもったいない!

 

私が図鑑のよさに気づいてからおよそ2年。

実際に子育てに図鑑を取り入れるようになって気づいた、どもが図鑑に親しむためのポイント3つをご紹介します。

1.子どもが興味のあるものから始める

図鑑といっても、いろんな分野がありますね。

どれを買おうか迷うこともあるかもしれませんが、最初の一冊目は、子どもが興味のあるものをおすすめします。
図鑑との出会いがいいと、その後もスムーズ。

私が初めて子どもと一緒に図鑑を買いに行ったのは、長女2年生・長男年中のとき。

長女は『危険生物』、長男は『恐竜』を選びました。

私は正直、娘の選択に対し「え、一冊目が『危険生物』!?もうちょっと違うもの選べば!?」と思いました(笑)
何だかこうもっと図鑑らしい図鑑というか…、例えば『植物』とか(笑)

だけど、そこはぐっとこらえ、子どもたちの意思を尊重することに。

結果、今でも娘は『危険生物』の図鑑が大大大好きです。日中時間があるとき、寝る前など、頻繁に読んでいます。
何がそんなに面白いの!?ってくらいに。

寝る前に『危険生物』の図鑑を読む娘

散歩や魚釣りに行った時など、図鑑を読んで知った危険なクモや蜂、海の生き物について、あれこれ教えてくれることも多いです(笑)

魚釣りに行った日。海に浮いているクラゲを見て「ミズクラゲだ!」と。なぜ名前を知っているか尋ねると、図鑑に載っていたそう!

ちなみに、『恐竜』はわが家ではあまり読まれていません。年中だとまだ選ぶ能力は乏しいようです。

その場合は、親が子どもたちの様子を見て決めるのもいいと思います。

子どもたちはゲームの「マイクラ」が大好き。また、長男はよく珍しい石やきれいな石を拾って家に持ち帰っていました。

そのため、『岩石・鉱石・化石』という図鑑を購入。

すると私の予想通り、興味津々。今でも自分から手に取って読んでいます。

長男に聞いたところ、好きな図鑑ナンバーワンだそうです。

持っている石を図鑑で調べて

2.子どもに与えるのは1冊ずつがいい

せっかくならば、一度にたくさんの図鑑を子どもに与えよう!と思うかもしれません。

ですがそれでは、子どもたちは消化しきれません。どうしても興味のあるものが優先され、あまり読まれないものが出てきます。

子どもたちの興味関心によって、よく読まれる図鑑・そうでない図鑑があるのは自然なことですが、せっかく買うのであれば一度は目を通してほしいもの。

 

やはり子どもたちは、新しい図鑑に飛びつきます。

それを利用するためにも、1冊ずつ買うのがおすすめです。

1冊買って、ある程度読んだな~と思ったら次のを買う。

以前二冊買って失敗したな~と思ったので、その後は1冊ずつ買うようにしています。

最近購入した、わが家で一番新しい図鑑『人間』。子どもたちはあまり興味がなさそうでしたが、コロナ禍の今、こういう内容もいいかな~と購入しました。難しいところもあるので、一緒に少しずつ読んでいます。やっぱり読んでみると面白い!子どもたちも最初よりも興味が出てきたようです。

3."日常生活"の中で図鑑を"楽しむ"

図鑑によって子どもたちに伝えたいのは「学ぶことは楽しい」ということ。

「へ~そうなんだ~」「すご~い!」「身の回りには面白いことがいっぱい!」そんなことを子どもたちに感じてもらえれば何よりです。

そのため、図鑑を読むことを強制したり、知識を教え込もうと思うのは、本来の趣旨とはズレています。子どもたちの気分が乗らないときは無理強いしません。

また、

  • お散歩で見つけた草花を図鑑で調べる(図鑑で見た草花を実際に道端で見つける)
  • 食べたミニトマトについて図鑑で詳しく調べる(図鑑で知ったミニトマトの品種を実際に植える)

このように、「図鑑」は、学習と日常生活とを結び付けてくれます。
子どもたちの学習意欲は、「学んだことが日常に生かされたとき」、逆に、「日常のこと・ものを改めて学んだとき」にこそ喚起されます。

普段から図鑑をすぐに手に取れる場所に置き、絵本と同じように日常的に楽しみたいものです。

現在わが家にある図鑑。リビングに置いてすぐ手に取れるように。

本当は、毎日子どもと一緒に図鑑を読むのが理想ですが、それはなかなか難しいです^^;

そのため、自分に少し余裕があるときに一緒に図鑑を開いたり、例えば家でミニトマトを食べたときにちょっと図鑑で調べてみる、などしています(一度開くと、その後子どもたちだけで他のページを読むなど学びが広がっていきます)。

そのようなことを通して、今は、寝る前に子どもたちが絵本の代わりに図鑑を持ってきて読むなど、"図鑑を読む"ということが日常になりました。

『野菜と果物』のトマトのページ。たくさんの種類に「次はこれを植えよう」など話が盛り上がります。

▼5歳の次男のお気に入りの図鑑。三人共興味が違って面白い!

おわりに

子育てに図鑑を取り入れるようになって気づいた、どもが図鑑に親しむためのポイントをご紹介しました。

  1. 子どもの興味のあるものから始める
  2. 子どもに与えるのは1冊ずつがいい
  3. "日常生活"の中で図鑑を"楽しむ"

難しいことはありません。また、図鑑は特別なものでもありません。

 

残念ながら私の両親はそんなに図鑑に関心がなかったらしく(笑)、私は子どもの頃「図鑑って面白い」と感じた記憶はありません。

もしも図鑑に興味が沸いていたら、今もっと賢かったかもしれません(笑)

多くのおもちゃがすぐに飽きたり、年齢とともに遊ばなくなるのに対し、
図鑑は子どもにとっても大人にとっても学びの多いもの。何年も楽しめます。

『「賢い子」は図鑑で育てる』の著者、瀧さんの言われるように、本当にコスパがいいな~と思います。

その上、「学ぶことは楽しい!」という感覚を身に着けられる。

このコロナ禍、一冊の図鑑をきっかけに、家族の会話・学び・喜びが増えると嬉しいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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