私は、片付けを機に、「家計も見直したい!」とお金に関する本をたくさん読みました。
退職を考えはじめた頃だったので、それはもう真剣でした(人間、やばいと思う状況になると、すさまじいパワーを発揮します)。
本では、
- 家計管理
- 投資や税制度
- 保険のしくみなど
実践的な内容を学びました(今はだいぶ忘れてしまいました!)。
それに伴い、面白いように家計が改善されていくのが楽しかったです。
そして、もう一つ、"お金とどう向き合うか"といった「お金に対する感情」についても深く考えることになりました。
今日は、これまであまりブログに書いてこなかった、お金との向き合い方(お金に対する感情)について書いてみようと思います。
お金って一体何?お金の2つの種類
最近読んだ本に分かりやすく書いてあったので、ご紹介します。
お金には2つの種類ー「Happy Money」「Unhappy Money」ーがあります。
1.「Happy Money」
「Happy Money」は、10歳の男の子が、母の日にお花を買うようなお金です。
子どもがサッカーやピアノを習えるように、両親がコツコツ貯めたお金も「Happy Money」です。
普通のお金が「Happy Money」に変わるケースはいくらでもあります。たとえば、次のような場合です。◎経済的に苦労している家族に、お金の援助をする。
◎台風や地震の被災者に、少しばかりの寄付をする。
◎クッキーを売って、ホームレス施設のための寄付をする。
◎社会に役立つビジネスや社会事業に投資する。
◎満足したクライアントから料金を受け取る。愛情や思いやり、友情を伴って流通しているお金は、どれも「Happy Money」です。
この種のお金は、人々を笑顔にし、人々に「自分は愛されている」「とても大事にされている」と感じさせます。
2.「Unhappy Money」
一方、「Unhappy Money」は、家賃や請求書、税金などをしぶしぶ払うお金のことです。・・・
◎ひどい離婚のあとに、慰謝料としてお金を払う、あるいは受け取る。
◎好きな仕事ではないのに、辞められないまま、会社から給料を受け取る。
◎クレジットカードの分割支払いのお金を、イヤイヤ返済する。
◎あなたにお金を払うことを不快に思っている人ーたとえば、「あなたにはこのお金を受け取る資格がないが、契約した以上はとにかく払います」といった不満を抱えた顧客などーからお金を受け取る。
◎相手がどんな人であれ、人からお金を盗む。不満や怒り、悲しみ、失望を伴って流通しているお金は、どれも「Unhappy Money」です。この種のお金は、人々にストレスを与え、人々を絶望させ、イライラさせ、落ち込ませ、時には暴力的にします。そして、人々から、品位や自尊心、優しい心を奪うのです。
そもそも、お金自体には、いいも悪いも、何の感情もありません。
私たち自身が"どんな感情を乗せるか(選択するか)"で、「Happy Money」にも「Unhappy Money」にもなり得るのです。
お金は「喜び」や「感謝」にこそ使う
私は、『「喜び」や「感謝」にこそお金を使おう』と考えるようになりました(夫とも、そんな話をしました)。
上記でいう、「Happy Money」です。
なぜなら、お金は、自分が乗せた感情がまた戻ってくるということを、本を読んで学んだからです。
それまで私は、お金を払う時にどんな感情を乗せるかが大事だなんて、考えたこともありませんでした。
「ああ、もったいない」とか「本当は払いたくないけど」…。そんなふうに思うことも多々ありました。
しかし、それではよくない、と言うのです。
どんな気持ちでお金を手放すかによって、本当にその後が変わってくるの!?
はじめは半信半疑でしたが、そうやって過ごして数年、それは本当なんだということを感じています。
逆に考えればよく分かります。
例えば、両親や親せきが、自分たち家族のために快く使ってくれるお金。それはとてもありがたく、私たちも何かしらの形で返したいと思います。
また、お金が形を変えたもの、例えば、友人からの手土産やプレゼントなど。あたたかい気持ちが伝わってくると、自然と自分も何かしたいと思います。
このように、Happy Moneyを受け取ると、自分もHappy Moneyを使いたくなり、よい循環が生まれます(逆もしかりでしょう)。
つまり、自分が気持ちよく支払ったお金は、いずれ何かの形で同じように自分に戻ってきます(直接戻ってくることも、回りまわって戻ってくることも)。
だからこそ、要不要を見極め、必要だと思ったものには快くお金を支払いたいと思っています。
お金に対する向き合い方こそ大切!
同じ本に、このような記述があります。
ほとんどの人が、お金のEQより、お金のIQのほうが重要だと考えています。ですが、私がやってきた個人対象のカウンセリングを通して、その後クライアントたちが20年間でどのように変わったかを見ているうちに、お金のIQよりお金のEQのほうがはるかに重要だと思うようになりました。
※お金のIQ(知能指数):経済に関する知識のことで、投資や税法、その他の一般的なお金の知識を勉強することで身につけられる。
※お金のEQ(心の知能指数):自分のお金に対する感情に対処するために必要な感性を意味する。
お金のことを知り尽くした本田健さん(という私も、数年前まで本田健さんのことは全く知りませんでした。どの本も素晴らしいです)。
たくさんの経験の中で"お金のEQが重要だと考えるようになった"という学びは、とても考えさせられます。
電卓片手に家計管理をしたり、ただやみくもに節約をしたり…
私たちは、それだけでなく、どんな感情でお金と向き合うか、ということも考えていく必要がありますね。
おわりに
お金に対する向き合い方について書きました。
以前から書こう書こう、とは思っていましたが、感覚的なところもあり、なかなか文章にするのが難しく…。
しかし、やはり大切なことなので、何度も下書き保存を繰り返し、ようやく今回仕上げることができました。
私もまだまだ学び途中ではありますが、お金とどう向き合うかは本当に大切だと感じています。
「Happy Money」を使って、自分を、家族を、周りの人たちを、楽しい嬉しい気持ちにできたらいいですね☆
最後までお読みいただきありがとうございました。
お金に対する感情については、以下の2冊の書籍がおすすめです(図書館にあると思います)!