先週日曜日、初任の頃に受け持った教え子二人に会ってきました。
今日は博多で、初任の時の教え子二人に会ってきた✨
当時5年生(11歳)で、現在23歳の社会人!当時は大変なことも多く、日曜の夜に泣いたことも数知れず。
でもこうして再開し、あれこれ話ができること、本当に嬉しく思う。
一人は女の子、Fさん。
当時、一年目で何も分からなかった私を、たくさん助けてくれました。
今も、その穏やかで優しく、芯のしっかりした雰囲気は全く変わることがありません。
小学校卒業後、これまで数回会い、最後に会ったのが一年半前のことでした。たまにラインでやりとりすることも。
ネット社会も悪いことばかりではありません。上手く使っていきたいです。
そして、もう一人は男の子、Iくん。
卒業以来、会うのは初めてでした!実に12年ぶり!
二人は高校が同じだったため、今もたまに関りがあるようです。
ちなみに、「付き合ってるの~?」と聞いたら、そうではないそうです(笑)
12年ぶりに会ったI君の成長にビックリ!
I君を最後に見たのは、小学校6年生の時。
当時、私も6年生の担任で、隣のクラスにいました。Fさんも別のクラス。
小柄で、いわゆる優等生タイプでは全くありませんでした(笑)
ちょこまかして、手を焼いた子のうちの一人(笑)
どんなふうになっているんだろう?と少しドキドキしながら待ち合わせ場所に行くと、
すらっとした、爽やかな青年になっていました☆
久しぶりでしたが、すぐに3人で話が盛り上がりました♪
ランチ→デザートを食べながら、あっという間に5時に。
そこで、親として、とても学ぶことがありました。
二人のうちの一人は男の子
宿題しない、字が汚い、言うこと聞かない!手を焼きました(笑)挨拶ができ、自分の意見をはっきり言う、かっこいい青年になっていました😆✨
就活せず、あれこれ好きな仕事をしていると。
一番の理解者はお母さ… https://t.co/DAbZg95u9P
そう、I君は一度、スーツを着て、就活なるものに行ってみたものの、「何かちがうわ!!!俺には、スーツを着て毎日会社に行くなんてできない!」と、今の道を選んだそうです。
親として、I君の両親がどんな対応をしたかは気になるところ。
聞いてみると、お母さんが一番に「いいねえ!」と言ってくれたそうです。
そして、お父さんは反対しつつも、まずお母さんに伝え、お母さんが息子に言わないようストップをかけていたそうです。
家族が、その子を認めているからこそ、こんなに生き生きしているのか~!と、とても納得しました。
本もたくさん読んでいるそう。面白かった本が似てることから、私のおすすめをいくつか伝えました。するとその場で即メルカリで落札したようで「300円で読めます~」と言っていました^^
Fさんも「読んだら貸して~」と♪
「社会人一年目はマジヤバいね~」という話から(笑)、
私も初任の頃は泣いていたことを話すと、全然そんなふうには見えなかったそうです(≧▽≦)
いや~しんどかった…!子どもたち一人一人は可愛くても、クラス全員をまとめようと思うとそうはいきません。
今こうやって、こんな話ができること、前は想像もできませんでした。
I君の3歳下の弟の話
I君には、3つ下の弟がいます。
弟の方は受け持ったことはありませんが、
当時、兄とは正反対、ということは何となく聞いていました。
勉強ができ、クラスのリーダー的存在。
今は、大学で勉学に励んでいるそうです。
先日も、I君自身「弟はできる」と言っていました(笑)
ただ、それを羨ましく思う様子はないようです。
また、以前弟から「俺は兄ちゃんみたいにはならないー!」と言われそうです。笑いながら話してくれました。
仲はよいとのこと^^
以前も、兄弟でこんなに違うのかー!と思っていましたが、
今でもそれは変わりないようです(笑)
I君のお母さんにも会ってきました!
実は、I君のお母さんも、その時博多にいると知り、
せっかくなら~とみんなで会いに行きました!
とても面白いお母さんです♪FさんとI君のお母さんも面識あり。
「素敵な息子さんに成長されてますね~^^」と伝えると、
I君のお母さんは「この子に、〇〇大学行きなさい(弟の大学)と言っても無理な話ですからね~ハッハッハッハ!」と(笑)
子どもの特性を親がよく見ることの大切さを感じました。
I君とお母さんは、あれこれ話をするし、一緒に洋服の買い物にも行くそうです。素敵ですね☆
親は、ついついあれこれ子どもに望んでしまいがち。
そして、兄弟がいると、ついつい同じように、と思ってしまうことも。
I君のお母さんの、それぞれ違った対応をする姿勢に、親としての在り方を学びました。
というI君も、子どもの頃は好きでもない習い事をやっていたそうです。お母さんから「お願い行って!」と(笑)
「嫌だったけど今は感謝してる」と言っていました^^
関係がよければ、そんなふうに思えるのかもしれません。
そして、興味深かったのが、しぶしぶ行っていた習い事の一つ、計算の塾。I君は「どんなに計算ができても、ある日限界を感じるようになるんですよね~」と言っていました。学習への意欲や考える力の本当さを感じました。
おわりに
わが子三人を見ていて。
「環境や親の対応ではどうにもできない、その子の生まれ持ったものってあるんだなあ」ということを感じます。
きっとこれから、その特徴はもっと顕著になってくるでしょう。
そんな時、
親の期待や欲求を押し付けるのではなく、
「前こうだったから」と自分が変わらないのではなく、
その子を見て、その子にあった対応を心がけていきたい。
その積み重ねが、大きくなった時、花開くのだと思いました。
これから先、子どもたちのいろんな選択肢が広がっていく中で、
私自身ずっとそのような対応ができるかというと、正直自信はありません。
しかし、子どもの力を信じよう。
改めてその大切さを学びました。
教え子との再会は、懐かしい思い出に浸るとともに、親としての大きな気づきを与えてくれました。
お読みいただきありがとうございました。