"子どもがインターネットに触れずに、これからを生きていく。"
きっと、そんなことは難しいでしょう。
ならば、親としてできることは、正しい使い方を教えること。
使っちゃダメ!では解決にならず、
日常の中で少しずつ、インターネットのよさ・便利さ、また反対に怖さについても、伝えていきたいと思っています。
昨日、子どもたちは、「インターネットの怖さ」を知ることになりました。
一通のメール
昨日、息子二人の幼稚園バスを見送った後、家に戻ってふとスマホを見てみると…
ある一通のメールが目に止まりました。
▼それがこのメール。
登録!?
990円請求!?
私は、「なんのこっちゃ???」と、訳が分かりませんでした。
すぐに夫にラインをしてみても、知らない、とのこと。
ただ、見当は付きました。
実は前にも同じようなことがあったのです。その時は子どもの誤操作が原因でした。
※わが家は、これを使ってAmazonプライムビデオを観ています(私はプライム会員)。
そのため、
- ユーチューブを視聴するとき
- コンテンツを購入するとき(有料のアニメなど)
そんな時は、暗証番号を入力する設定にしていました(暗証番号を知っているのは夫と私だけ)。
ところが昨日、6歳になる長男は、たまたまその暗証番号を突き止めたのです!(本当に偶然に!笑)
朝からテレビをいじっていたので、その時誤ってチャンネル登録したのでしょう。
ピンチはチャンス!
はじめにメールを見たときは、「もー!!」という気持ちが沸き上がってきました( `ー´)ノ。
しかし、落ち着いて考えてみると、「これをよい機会にしよう」と思いました。
インターネットの怖さを伝えるよいチャンスだ、と。
その場に子どもがいたら、怒りで話をしていたかもしれませんが(笑)
幸い、子どもたちは幼稚園に行った後。
帰ってくるまで何時間もあったので、冷静に「どう話そうか」と考えることができました。
子どもたちに話したこと
今回のことは、6歳の長男がやったことです。
しかし、長女にも伝えておきたいと思い、二人がいるところで話しをしました(もうすぐ4歳になる次男には少し早いかな!?)。
子どもたちに伝えたのは、次のようなことです。
- ボタン一つでお金を支払ってしまうこと
- 自分はよく分からなくてもお金が請求されることがあること
- ゲームや動画など、インターネットは楽しさがある反面、怖さもあること
- 今回は990円だったけれど、〇万円、〇十万円と請求されることもあること
- 何かあったらママやパパに(また誰かに)相談してほしい、ということ
などなど。
とても反省したようで、長男は自ら「これから(動画とかみるとき)はママやパパにやってもらう(ボタンを押してもらう)」と言っていました。
さらにその日は、夕方、子どもの歯の定期検診検診があったのですが、自分の50円玉を差し出してきて「これ使って」と言ってきました(笑)
子どもたちは、身をもってインターネットの怖さを実感したと思います。
※プライムビデオのコンテンツを誤って購入した場合は48時間以内であればキャンセルできますが(ダウンロードやストリーミング再生を一度も行っていない場合)、チャンネル登録については同様の措置はないそうです。Amazonさんにはとても丁寧に対応していただきました。
おわりに
子どもたちはこれまで、
- 好きな動画が見れる
- 頼んだものがすぐ届く
- ラインなどでやり取りできる
インターネットの「よい面」を多く見てきたと思います。
しかし今回のことで、「怖さ」というものを目の当たりにしました。
990円は失ってしまいましたが、子どもたちにとってそれ以上の学びができたような気がします。
インターネット自体が悪いのではなく、どう使うか(使い方)、が大切だと思っています。
大人になって大きな失敗をしてしまうことを考えると、子どもの頃にこんな経験ができたのは、むしろよかったことなのかもしれません(それに、このようなインターネットに触れられる環境を与えたのは私たち親の責任です)。
- 子どものうちに小さな失敗をたくさんさせておく。
- 怒るのではなく、何がいけなかったのか伝える(話し合う)。
- 親は子どものよき相談相手
そんな姿勢で、インターネットとのよい付き合い方を、子どもたちと考えていきたいです。
お読みいただきありがとうございました。