人,本,経験から学んだよりよい生き方

大阪の地震に想うこと。2年前、熊本地震で被災して。

今日、大阪で地震がありました。

大阪は大変なことになっているのに、私の住む福岡は普段と何も変わらない時間が流れています。

9歳の女の子のニュースを見て、同じ小学生の娘をもつ親として大変胸が締め付けられる思いです。

地震のことに触れようか、触れまいか、とても悩みました。

でも私には、何もなかったかのように、地震とは関係ない記事だけをアップすることはできませんでした。

今から約二年前、私は熊本地震に遭いました。三人目出産のためちょうど熊本に里帰り中でした。

そこで忘れることのできない経験をしました。

二年前、わが子が命を落としていたかもしれないこと。

熊本地震があったのは、次男(三人目)が生まれて約1か月後のことです。

私の母も仕事をしているため、産後は長女と長男は主人の実家に預かってもらい、熊本にはいませんでした。

前震ですらこれまでほとんど経験したことのない、とても大きな揺れでした。

翌日は一応心配だからと、それまでとは少し場所の違う、テレビや家具から離れた部屋の真ん中で次男と寝ることにしました。

その晩、本震がきたのです。

寝ていると、ゴーっという音とともに激しい揺れ。

驚いて目を覚ますと、次の瞬間、とても重い物が体の上に覆いかぶさってきました。

真っ暗だったので、私は家が崩壊したのだと思いました。

たまたま同じ部屋で横になっていた母が私の名前を叫び、私は「大丈夫!そっちは?」と話したのを覚えています。あの時の母の声は今でも忘れません。

次男を慌てて確認すると、何もなかったかのようにすやすやと寝ていました。ものすごく安堵したのを覚えています。

ほっとするも、身動きがとれない・・・

リビングで横になっていた妹がきて懐中電灯をつけてみてみると、2mほどある窓ガラスが枠から外れ、私と次男の真上に覆いかぶさっていました。

二重のガラス窓で大変重く、母と妹二人で持ち上げてくれました。

夜中の授乳もあり横向きに寝ていて、羽根布団がクッション代わりになったので少し痛みがあるだけでけがはありませんでした。

窓がちょうど二人に覆いかぶさった状態だったので、ガラスに触れたのは私の体だけ。次男は無傷でした。

もし寝ている場所が少しずれて、次男だけに落ちていたら…

ガラスが割れていたら…

考えただけでとても怖いです。

寒い時期で羽根布団を掛けていなかったら、私もどんな怪我をしていたか分かりません。

後で確認すると、前日まで次男が寝ていた場所には、大きなブラウン管のテレビが落ちていました。

確実に潰されていました。

もしここで寝ていたら…

長女や長男も一緒に熊本にいたら・・・

考えるだけでゾッとします。

その後も次々とくる余震。

とにかく次男を毛布で包み、外に出ました。

母と妹、おじいちゃんも外へ。(おばあちゃんは病院に入院していました)

主人からも連絡が。福岡も揺れたそうです。電話は通じませんでしたが、ライン通話はできました。

私の父と弟は二階で寝ていたのですが、なかなか降りてきません。

その間に何度もやってくる 余震の地鳴りと 家のきしむ音。

いつ家が崩れるか分からない恐怖で、姿が見えない二人のことがとてももどかしかったです。

やっとラインで連絡がつくと靴下を探しているとのこと。目の前に割れたガラスが散乱し、とても歩ける状態ではなかったそうです。

普段はサバイバルな父、そんな父でさえ躊躇するような状況だったのです。

その日は車に乗って周りに建物のない場所に移動し、車中泊をしました。とても家の中で寝ていられる精神状態ではありませんでした。

長い長い夜が明け、辺りが明るんでくると、少し希望が持てました。

あんなに怖くてたまらなかったのに…

朝の光がこんなにも嬉しく勇気を与えてくれるものだなんて知りませんでした。

それから2日間車中泊をし、私と次男は主人の実家へ。

実家は崩れることはなく、修繕をして今も住んでいます。

熊本地震を経験して感じたこと。

次男は命拾いをしましたが、ケガもなかったので報告はしていません。ニュースにもなっていません。

きっと同じような人が他にもたくさんいると思います。

ニュースになっているのはほんの一部で、他にも大変な思いをしている人がたくさんいる。

私は地震を経験し、その恐怖と共に、その数年前に起こった東日本大震災の際、自分の「想像」と「現実」とがいかにかけ離れていたかを感じました。

実際に被災した人たちはこんなにも怖かったのか・・・

自分の考えが浅はかだったと思いました。(当時は妊娠中で、仕事をしていました)

おわりに

当たり前にくると思っている明日が、本当にくるとは限らない。

自分の命が明日もあるという保証はどこにもない。

家族や大切な人と、明日もまた会えるとは限らない。

こう考えると何気ない日常がとても貴重なものに思えてきます。

一日一日を大切に生きていきたいです。

お読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
ミモザ
35歳主婦。3人の子ども(7.5.3)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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