幸せについて考えてみた!

ミニマリストと人間関係|人付き合い、断捨離しますか?

一昨日、日本中が心温まるニュースがありました。

12日から行方不明だった2歳になったばかりの男の子が、78歳の男性ボランティアの手により三日ぶりに発見され、無事保護されました。

わが家の次男は2歳5か月。この時期の成長は著しく、1か月違うだけでだいぶ変わります。

わが子よりもさらに幼い子どもが、三日間も行方不明になるなんて…

想像しただけで胸が苦しくなりました。

お母さんのこと、おじいちゃんのこと、周りの家族のことを想うと、きっと生きた心地がしなかったでしょう。心配で心配でおかしくなりそうだったと思います。

きっと誰もが厳しい状態を想定していた中、奇跡の生還をしたこと、本当に嬉しかったです。

今日は、そのニュースをみて感じた、『ミニマリストと人間関係(ミニマリストは人付き合いまで断捨離するのか?)』について書いてみたいと思います。

ミニマリストは人間関係まで断捨離する?

ミニマリストをよく知らない人は、"ミニマリスト=何でも捨てまくる"といったイメージがあると思います。

でも、私が徹底的にモノを捨てて思ったことは、無駄なものをそぎ落とすことは、本当に自分にとって価値あるものに時間・お金・空間を使うことができる、幸せに生きるための一つの手段です。

きっと、ミニマリストとして毎日幸せに暮らしている人は、同じような思いではないでしょうか。

否定的な意味合いで使われることの多い『人間関係の断捨離』という言葉。

それだけ聞くと希薄な人間関係をイメージしてしまいますが…

それはきっと、際限なく人との関りを絶つのではなく、むしろ"大切な人との関係をより深いものにするため"ではないでしょうか。

私の人間関係

私には、『人間関係の断捨離』という概念はありません。

仕事をしておらず交友関係が狭い、ということもあるでしょう。

ただ、「たくさんの人と関わりたい」「誰とでも仲良くしたい」という思いはなく、大切な人とよりよい関係を築きたいと思っています。

そんな私も、育児休暇に入って一時は「ママ友たくさん作らなきゃ」と焦っていた時期もありました。

でも、無理して作ろうと思っていた頃は苦しかったです。

家を整え、家に居ることが好きになり、一人で読書するのが楽しくなると、積極的にママ友を作ろうという気持ちはなくなりました。

そして私には、大切な家族、数は多くはなくても心から信頼できる友人がいる、それだけでいいと思えるようになりました。

お盆にみんなで集まって花火。お互いを大切に思っている親戚との集まりは、いつも楽しいひと時。

最後は「人」!

ミニマリストとしてあらゆるモノを削っていっても、『大切な人』だけは絶対に削ることができません。

むしろ、大切な人との関りに重きを置くからこそ、その他のモノ・コトを断捨離するのかもしれません。

どんなに一人で本を読むことやブログを書くことが好きでも、友人と会えば新しい発見があります。楽しい気持ちになったり、励まされたり、一人でいると味わえない心の動きがあります。

また、家族とゆったり過ごすことは、他とは違う満たされた気持ちになります。

お気に入りの家具がなくなっても生活することはできますが、大切な人がいなくなったら心にポカンと穴が開くでしょう。

昨日のニュースでも、ドローンなど最新機器を駆使しても見つけられなかった2歳の男の子を発見したのは、たった一人の「人」でした。

感動を与えてくれるのはやっぱり「人」!

昨日のニュースでみんなを感動させてくれたのは、

  • 78歳の男性がニュースをみて県外から駆け付けたという行動力
  • 絶対に見つけてくるという強い意志
  • 小さな子どもは前に進むことはあっても戻ることはないという適切な判断力
  • またあんなに小さな体で3日間も一人で生き抜いた人間の生命力

でした。

ドローンにより見つかったとしても、日本中が安堵することに間違いはありませんが、ここまでの感動はなかったでしょう。

やはり人の心を動かす"感動"は「人」によってしか生み出されません。

モノの断捨離と人間関係の断捨離

『モノの断捨離』と『人間関係の断捨離』、考え方は同じでも性質は全く異なります。

人には命があるという点で違って当たり前です。

そして、煩わしい人間関係を断ち、大切な人との関わりを大事にするという点においてはミニマリストもそうでない人も同じです。

『人間関係の断捨離』という言葉だけが一人歩きしていますが、その人の考えはその人にしか分かるはずがなく、その言葉だけで判断するのは浅はかだという考えをもっておかなければなりません。

おわりに

連日暗いニュースが飛び交い、ネット社会・人間関係の希薄化などが問題視される中、一昨日の出来事はやっぱり人間って素晴らしい!と私たちに感動を与えてくれる出来事でした。

生きている間には、色々なことがありますが、

子どもたちにも、こんな明るい未来を伝えていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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