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家族5人でコロナに感染。療養生活10日間の記録と私が感じたこと

2022年6月中旬、家族5人で新型コロナウイルスに感染しました。

まさか私が、家族が、かかるなんて…。

今現在は回復し、学校や仕事に行ったりと、みんな以前と変わりない生活を送っています。

これが療養生活…。
テレビではよく観るけれど…。

 

コロナになったときのことや10日間の療養生活、またそのときに感じたことなど、記憶の新しいうちに記しておきます。

コロナ陽性が分かったときのこと

始まりは、3年生の長男と私の朝の発熱でした。

小学生になってから一度も学校をお休みしたことのない長男が、起きて「熱い」というので熱を測ってみると、38度。

私も夜中に度々起き、なかなかぐっすり眠れなかったと思いつつ、長男の後に検温してみると38℃。まさか熱があるとは思わず、驚きでした。

もちろん、3人とも学校は欠席、夫も仕事は休み。すぐに連絡を入れました。

その日のうちに、私、長男、長女の3人がPCR検査(長女は「ちょっと体がいつもと違う感じがする」というので念のため)。場所は、かかりつけの小児科。

私と長男が同時に発熱していること、最近は発熱すること自体珍しいことであることから、何となく「陽性確定だろうな…」と思っていましたが、
病院の方は「周りにコロナの方がいなかったら陰性のことも多いですよ」と言われていました(当時、思い当たる節はなし)。

夕方結果が分かり、3人とも陽性。

その結果を受け、翌日、夫と1年生の次男もPCR検査。2人とも陽性でした。

実は、私と長男が発熱した前日、1年生の次男はその前の日の夜に微熱があったため念のため学校をお休みしていました。その後、熱が出ることもなく、病院にも行って「風邪でしょう」との診断をいただき、翌日からは登校する予定だったのですが…(普段なら病院に行くまでもない様子でしたが、今のご時世、念のため)

今思うと、次男が始まりだったのかなあと思います。

ただ、こればっかりは分かりませんね(次男の周りでもコロナは聞かなかった)。

実際にコロナになって思ったこと

コロナに感染する前は、「コロナ=特別なこと」のようなイメージがありました。

しかし実際になってみると、元気な状態から体調が悪くなり「コロナ=日常の延長」といった印象を受けました。

夫は三回目の予防接種をしていたからか、発熱はなく、3日目に鼻水が出ただけでした(私は2回接種済み)。

夫一人であれば、コロナに感染したことに気づかず、普通に生活をしていたでしょう。こうやって本人も気づかないうちにコロナは拡がっていくのかもしれません。

ただこれは、「仕方のないことだな」とも思います(本当に分からないです)。

※小児科の先生も、「コロナと他の風邪の区別は、診察しただけでは分からない」と言われていました。

コロナ療養中の家族の体調について

実際にコロナに感染して、家族の体調はどうだったのか?

●夫:1日だけ鼻水。至って元気。ずっとリモートで仕事をしていました。

●私:発熱(最高38度台)・頭痛・関節痛。ピークは初日1日。発熱は丸2日。3日目には「コーヒー飲みたい」と思えるまでに。脇の違和感(関節痛)が数日とれず心配しましたが、5日目くらいに消えました。喉の痛みや鼻水は少しあったものの、気になるほどではありませんでした。

●5年生の長女:私と長男から1日遅れて発熱(最高38度台)・頭痛・関節痛。同じくピークは1日。発熱は丸2日。5日目から小学校のオンライン授業を受けました。

●3年生の長男:発熱(最高39度台)・頭痛・関節痛。ピークは1日。発熱は丸3日。「少し喉が痛い」というのが数日続いたので心配しましたが、次第に治ったようです。長女と同じく5日目からオンライン授業。

●1年生の次男:療養中の発熱なし。鼻水が少し出てるなーと言う状態が10日くらい続いていました。それ以外は至って元気!長女・長男と同じタイミングでオンライン授業開始。

 

一番症状が酷いのは、私・長女・長男。3人共、発熱・頭痛・関節痛と同じような感じでした。

喉の痛みや咳といった一般的に聞く症状は、わが家ではほぼありませんでした。

ピークはきつかったですが、1日だけ。その日は食欲が普段よりは落ちるものの全く食べられないわけではなく、解熱すると同時に普通の食事をしていました(ピークのときはゼリーがおいしかったです)。

それに、私自身の感想としては、大学生のときの感染胃腸炎、子どもが二人(3歳・1歳)のときのインフルエンザの方がきつかったです(この2つの時は「このまま死ぬんじゃないか」と思いました)。

※普段の風邪よりはきつい印象です。

幸い後遺症等もなく、みんな元気にしています。

私が療養中に気になったこと

何より心配だったのは、子どもたちの体調。

そして、その次に気になったのが「子どもたちの学習」です。

10日間の間には学校でたくさんのことを習います。

「その分をちゃんと家でやっておかなくては!」「療養が開けたときに子どもたちがスムーズに学校の授業に入れるように」

そんな想いがありました。

オンライン授業も活用させていただきながら、10日間に学校でやったであろう内容は、ほぼ全て子どもたちと学習しました(さすがにその点は、昔の経験があり困らなかったです。子どもたちが療養明けに学校へ行くと「まだみんなやってなかったよ~」というところもありました^^;)。

5年生の算数、少数のあるわり算。内容が結構が難しくなるため、しっかり教えました。娘は面倒くさそうでした^^;
1年生の次男のオンライン授業の様子。たまに離脱しながらも頑張っていました(次男は寝室で)。最後にクラスのみんなが「バイバーイ!」と言ってくれるのが嬉しそうでした^^

実際の療養生活はどうだったのか?

テレビではよく、孤独な療養生活を目にします。

しかし、家族全員での療養生活は、それとはだいぶ違うものでした。

周りとは遮断されていますが、家の中には常に5人がいて、喋ったり、一緒にご飯を食べたり、さびしいなぁと感じることはなかったです(子どもがある程度大きい、という点も大きいと思います。小さな子がいると大変だと思います)。

逆に、一人暮らしでの療養生活だったら、かなりの孤独を感じるだろうな、と思いました(ネットでは繋がれますが、やっぱり違います)。

5人とも陽性だったことで隔離が必要なかったことも、余計な気を遣わずにすみました(戸建てならまだしも、ワンフロアで隔離はほぼ不可能だと思いました!)。

ご飯作りについても、夫が料理をするため、ずっと自分だけが料理をしている、といった感じはありませんでした。

買い物については、発熱当日がちょうど生協の配達日だったこと、ネットスーパーをこの機に初めてやったこと、社宅の人がいろいろ玄関前に置いてくれたこと、実家からも新鮮な野菜が届いたこと…それらによって、どうにか10日間を乗り切ることができました。

外出できないことは辛いけれど、それをとやかく言っても仕方がない。この機に、まだ読んでいなかったこの3冊を読みました。

コロナで感じた人のありがたさ

今回のコロナで、人のありがたさを改めて感じました。

子どもたちが一緒に登校している子やその他関わりのある家庭にはコロナに感染したことを連絡したのですが、あたたかい言葉とともに、いろんな人が玄関前に食べ物等置いてくれました(こういう点は社宅のよいところだなぁと思います)。

実家の父は、電話で「(熊本から)行こうか」と言ってくれ、会えないのでさすがにそれは断りましたが、父が作った野菜その他諸々が段ボールに入って届きました。

学校からは、担任の先生より電話をいただいたり、オンライン授業に対応してくださったり、大変ありがたかったです。

パソコンを通してクラスの様子が分かることは、とても安心感がありました。

子どもたちがコロナになったからといって悲観することなく、むしろ「学校行きたーい」と言っていたのは、学校の先生たちのおかげだと思っています。周りのお友達にも感謝です。

 

人の優しさが心に沁み、私も改めて『人に親切にしよう』と思いました。

やはり、人は一人では生きていけませんね。

いただいたゼリーやフルーツ。熱の体に沁みました。
実家の父が作ったいんげん豆。美味しくてペロリでした。
関東に住む妹からもお菓子が。「家族でティータイム楽しんで」とのメッセージが。
社宅の人からは、食べ物の他、子どもたちが楽しめるものも。心遣いが嬉しかったです。

おわりに

家族5人でコロナに感染したことについて書きました。

10日間は長かったですし、大変ではありましたが、改めて人とのあたたかさに触れた機会でもありました。

療養明けに登校した子どもたちに話を聞くと、3人共嫌な想いをすることはなかったそうです。

1年生の次男は、お友達に「何で10日間もお休みだったの~?」と聞かれ、「コロナだったから~!」と答えたようで、そんなラフな感じが何だかいいな~と思いました^^

当然、療養中は、本当にまた普段の生活が戻ってくるのか?と不安にもなりました。

そんなとき、家族がコロナ経験者の方が「いつもの生活に戻れば、大変だったこと忘れます~」とラインをくれて、とても励まされました。

療養明けに、「うちも〇月に家族でコロナになりました」という声をいくつか聞き、みんな積極的に公表はしないけれど、いろんな人がいろんな思いをしているんだなあとも感じました。

 

まさかまさかの経験でしたが、家族みんな回復したことに感謝し、周りの方への感謝の気持ちを忘れず、日々を過ごしていきたいと思います。

もしもこのブログを、今療養中の人が読んでいたら、

「コロナは誰でもなり得るし、自分を責める必要はない。(不安になると思うけれど)きっとまた元の生活が戻ってくるから、それまでの辛抱」と伝えたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ABOUT ME
ミモザ
1984年生まれ。3人の子ども(女・男・男)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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