本から学んだこと

子育ての道しるべ。悩んだとき、迷ったときに立ち返る本。

前回に引き続き、出会えてよかった本を紹介します。

今回の本は、子育てをする全ての人に読んでもらいたい本です。

子育てに関する本を1冊だけ選ぶように言われたら、私は迷わずこれを選びます。

この本に出会えたおかげで、私の子育て観は大きく変わりました

情報はたくさんある現代ですが、具体的に何を信じ、子ども自らの力を伸ばすため親としてどう接したらよいか分からなくなっていた私にとって、大きな道しるべとなりました。

親としての覚悟

親になる覚悟というのは、親自身の感情よりも、子ども自身の感情に目を向けて大事にする覚悟を決めることでもあるのです。

私はこれを読んだとき、自分には親になる覚悟ができていなかったのだと感じました。

・子育て大変だ
・どうしてわがままを言うのか

子どもの感情よりも自分の感情を優先していたことに気づきました。

子どもの感情を育てるということ

私たちは自分の感情については、当たり前にわかっているという前提で、生きています。ところが実際には、この自分の感情というものをわかるということは、とってもむずかしいことなのです。大人でも、本当は悲しいのに怒ってしまったり、不安なのに笑ってしまったりすることがあるわけで、自分で自分の感情がわからないことは、決してめずらしいことではありません。
しかし、最近の子どもたちの特徴として、自分の感情がわからない子どもたちが増えているということが、とても深刻な問題になってきていると私は感じています。なぜなら「自分の感情がわからない」子どもたちは、発達の中でさまざまな困難を抱えてしまうことになるからです。・・・子どもが「私、うれしい」「私、悲しい」「私、怒っている」というような自分の感情を大切にしてもらうことが、成長のために、すごく大事なことなのです。

悲しいのに怒ってしまう…

私にも思い当たる点があります。

イライラして夫や子どもに感情をぶつけてしまっていた私は、本当は悲しかったんだ、泣きたかったんだと気づきました。

子どもの感情を育てることは、同時に自分自身の感情を見つめなおすことにもつながります。

泣くことを受け入れることの大切さ

この本では、子どもの感情を育てるために、‟泣くことを受け入れること”がいかに大切か書かれています。

子どもが機嫌がいいときは、親は喜んで抱っこしますが、機嫌が悪かったり、泣いていたりすると、それが難しくなるもの。

でも、それが大切だと。

この本は、子どもがぐずって泣いているとき、つまり、不快な感情のエネルギーに支配されている時に抱くということが、感情の発達のためにどうして大事なのか、ということを、お伝えするために書きました。

・これまでの私ができていなかったこと

・これから具体的にどう子どもと関わっていったらいいのか

それらを分かりやすく、そして温かく教えてくれます。

おわりに

私は、この本を読んで救われました。

娘が入学して間もなく泣き出し、なかなか進んで学校へ行けなかったとき、その事実を受け入れ粘り強く関わることができたのは、紛れもなくこの本のおかげです。

今回、こんなに素晴らしい本が時代に埋もれてしまってはもったいないという気持ちで書きました。

親には子どもの感情を育てる義務がある。 

そのために、親は具体的にどう関わったらいいのか。

そんなことを、子育てに悩む私たちに優しく寄り添って教えてくれる本です。

一人でも多くの人に届きますように。

 

私がこの本を知ったのは、一年前の夏休み、教員免許更新講習の中で紹介されたことがきっかけです。

いつ、どんな出会いがあるか分かりません。

お読みいただきありがとうございました。

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お読みいただきありがとうございました。

 

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ABOUT ME
ミモザ
38歳主婦。3人の子ども(10.8.6)の母。転勤族の夫との5人暮らし。 22歳で小学校教師となり、担任として忙しくも充実した日々を送る。 約5年間働いた後、3人の育児休暇に入る。そこで思い通りにいかない子育ての壁にぶち当たる。生きてきた中で最も「自分の未熟さ」を知ることになる。 何年も満たされない日々だったが、家の片付けと読書を機に、『自分の人生は自分で変えられる!』と気づく。そこから毎日が変わっていった。 2018年3月に退職。

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