前回、過去の私の"間違った"片付けについて書きました。
自分でも、過去と現在の違いにビックリ!
当時は、家の中から不要なモノをどんどん手放し、その度に暮らしやすく、また心が軽くなっていくのが、楽しくて楽しくて。
30年以上、本当の片付けを知らなかった私が、
なぜこれまでこんなに大切なことを疎かにしていたのか!
と、想いが爆発したかのようでした。
それを機に、私は専業主婦の楽しさを知っていきます。
そして、とても大切なことを学びました。
片付けに取り組む前の私
片付けに取り組んだのは、三人目を出産した後。もう、育児休暇に入って5年が経とうとしていました。
それまでの私は、
- 専業主婦なんて…
- 私は(育休中で)専業主婦とは違うんだ
- 社会に出てこそ意味がある
そんなふうに思っていました。
当然、自分の心はいつもどこか満たされていませんでした。
早く社会に出て仕事をしよう。そうしたらこんな気持ちもなくなる。
そう思っていました。
片付けに取り組んでからの私
家を整えていくことは、想像以上に大きな効果がありました。
本来意図していなかった"心が整えられていく"感じがしたのです。
ああ、今なら本気で自分と向き合えるかもしれない。
これまで何度も変われなかったイライラガミガミの自分から、今度こそ変われるかもしれない。
そんな希望が見えてきました。
これまでも、本を読む機会はたくさんありましたが、その時はじめて本気で自己啓発本を読んでみようという気持ちになりました。
その過程で、「人に認められることではなく、自分の価値を人のために使えること。それ自体が喜び」という考えに出会います。
自分が与えられる価値について考えるようになった
それから私は、"自分が与えられる価値"について考えるようになります。
それは、
家族が気持ちよく過ごせるよう部屋を整えることであり、
快適に寝れるよう寝具を手入れすることであり、
食べ物の美味しさを伝えられるよう料理を作ることであり、
お金のことを心配せずに暮らせるよう家計を整えることであり、
子どもが安心できるよう話を聞くことであり、
楽しい雰囲気で過ごせるよう機嫌よくいることであり…
外で働いていなくても、自分にできることはたくさんあることに気付きました。
これらは、家族から直接褒められることではありません。評価されることでもありません。
でも、みんなが気持ちよくしていたり、笑顔でいたり、たまに「ありがとう」という言葉をもらったりすると、それだけで自分は役に立っている、自分には価値があると感じるのです。
社会の多くの人に喜んでもらえることではないけれど、一番大切な家族、その家族に喜んでもらえるなんて、こんなに嬉しいことはありません。
自然と心が満たされていきました。
本日、道の駅で買ってきたいちご。
帰ってくるなり、子どもたちが勝手に取って、もうこれだけに。
残りを洗って皿に乗せておくと…
次男が(笑)
インフルエンザ、もう元気になりました☆
さらに自分に引き寄せて♪
僕のもの♪パクパク (´▽`)
"いちごを買ってくる"
これだって立派な価値です!何もしないのに、勝手にいちごがやってくることはありません。
当たり前のことなんて一つもない!
これからも自分の価値を人のために使っていきたい
今は、子どもも少し大きくなり、ブログを始めました。
苦しかったこと、辛かったこと、だからこそ日々工夫していること…。それらを伝えていくことが今の私にできることだと考えました。
そんなふうにはじめたブログが、今こうして誰かに読んでもらえていること、コメントや質問をいただけていること、大変嬉しく思います。
それによってさらに自分の心が満たされていることは確かです。本当にありがとうございます。
これから自分がどんな道を歩んでいくのかは分かりませんが、与えられた環境で、その時の自分にできることを精一杯やっていきたい。そう思っています。
次男が食べたあと
こんなふうになっていました(笑)
おわりに
専業主婦って
給料をもらえるわけでもない。
こんなに自分で自分を律していく仕事も他にないのではないでしょうか?
でも、そのおかげで、大切なことに気づくことができました!
仕事をしていなくても自分にできることはたくさんあって、誰かの役に立つことで自分を満たすことができる。
そう知れたことは、私にとってとても大きな学びでした。
数年前まで、自分の状況を心から受け入れられず、あんなに働いている人が羨ましかったのに…
"仕事をしているorしていない" また"どんな仕事をしているか"ではなく、"どんな考えを持ち、どんな行動をしているか"ということが大切なのだと気づきました。
お読みいただきありがとうございました。
さとりんさんありがとうございます!
息子の心配まで^^
私は、まさに戻る職場のある育休ママでした!
いつか復帰するんだ、そうじゃなきゃ育児や家事ばかりの生活なんてとてもやってられない…そう思っていました。
でも、社宅で、何の肩書きがなくても生き生き過ごしている人たちと出会い、私もそんなふうに生きたいと思うようになりました。
専業主婦であることを卑屈に思う気持ち、(私も以前そうだったので)とてもよく分かるけれど、そうじゃないんだってメッセージが伝わったら嬉しいです^^
komaさん、初めまして!
たくさんの中からこのブログを見つけてくださり、また共感くださりとても嬉しいです☆
ほんと専業主婦って、自分の存在価値を問われますよね。
今思うことは「自分を認めてあげられるのは自分しかいない」ということです。
どんなに人から褒められても、自分が心から自分を認めていなかったら満たされない。
逆に社会的な立場はなくても、自分が自分の価値を認められたら満たされる^^
もちろん働くことは尊いことであり、そのおかげで社会が成り立っているのも確かです。今私が専業主婦でいられるのも、誰かが働いてくれているおかげです。
でも、だからといって引け目を感じるのではなく、今は「今自分にしかできないことをやっている」そんな気持ちをもって日々過ごしています。
またいつか、家のこと、家族のことをしっかりやった上で、それでもやれると思った時に社会貢献のため働きたいと思っています。
こちらこそコメントありがとうございます!
次男さん、元気になって一安心ですね^^
看病お疲れ様です(><)
私がずっと長いこと悩んでいる内容だったので、
ミモザさんがそれを乗り越えて
専業主婦に幸せを見出して子育てなさっていることに
感銘と憧れを感じます。
働ける兼業ママや
戻る職場のある育休ママを羨ましく思い、
専業ママとの交際費が負担で色々な付き合いを断って卑屈になっていました。
在宅ワークのおかげで断らなくても済むようにはなりましたが、
家庭を整えることに自分の存在意義を感じられておらず苦しい気持ちがあるのだと思いました。
私も家族をもっと大切にして、自分の存在意義を自分で認められるようになりたいと思います。
ミモザさん、初めてまして!
私自身と同じような人はいないかな、といろいろな方のブログを見ていたところ、先月ミモザさんのブログを見つけました!
私は京都在住の専業主婦で小3、小1の娘と年少の息子がいます。私も一人目の出産の時は育児休暇を取得し、生後半年で復帰しましたが、復帰1年で退職しました。退職した後、近所のママさんの家にお邪魔する機会があり、そこのお家の中がとてもスッキリしていて衝撃を受けたのが片付けの始まりでした。心が整っていく過程、とてもよくわかります。ただ、世間では、今は専業主婦のほうが珍しいのか、働かないと2億円損するだの、いろいろ言われてますね。お金を稼ぐことが全てじゃないとわかっていてもモヤモヤすることもよくあります。ミモザさんの考え方はとても素敵だし、私ももっと自分を認めてあげたらいいのかな、ととても救われました♪ありがとうございます!