『12000円の小学生の私服』
これを聞いてどう思いますか?
高っ!!!
最初の私の感想です。
でも、もしかしたらそうでもないのかな?ということを最近感じるようになりました。
水色のワンピースとの出会い
今年3月、娘が入学式に履く靴を百貨店に見に行きました。(洋服は早くに準備していた)
そこで娘がカワイイ(≧▽≦)!!と水色のワンピースを見つけました。
それがこれ。
スカートはドット模様。胸元にはリボンやハートがついています。
顔に当てて鏡で見てみるとにんまり(*´▽`*)
親から見ても可愛いな~と思うワンピースでした。
値段を見ると12000円。
ヒエー!!!となりました。
店員さんとの会話
娘は、これから小学生。
私にはそれまで、小学校へこんな高価な服を着ていく感覚がありませんでした。(私自身は田舎の小学校で制服でした)
そこで、店員さんに、どんな場面で着るのか聞いてみました。
すると「普段着る用に買って行かれますよ~」と。
もっと聞いてみると、小学校などにもじゃんじゃん着ていく人もいるそうです。
えっ、一般庶民を馬鹿にしてる?(-_-)
そんな思いで、とりあえずその日は靴の注文だけして帰ることにしました。
わが家にやってきたワンピース
4月の中旬、私のおじいちゃんの90歳の誕生会を、親戚で集まってすることになりました。
その際、長女がそこに着て行けるような手持ちの服がなく、真っ先に頭に浮かんだのがあの水色のワンピースでした。
まだ少し肌寒いけれど、手持ちの白のカーディガンを羽織ったら可愛いだろうな。
靴を買いに行くとき、一緒にワンピースもお願いしました。(ポンとは買えず、試着をさせました笑)
そんなこんなで、わが家にあの水色のワンピースがやってくることになったのです。
このワンピースを着る頻度
4月の誕生会を終えてからというもの、このワンピースの洗濯が仕上がっていると、娘は必ずこれを着て学校へ行きました。(子どもの服はすぐにサイズアウトするので、買ったならばじゃんじゃん着せます)
夜洗濯をかけると、翌朝出来上がっているので、2日連続で着ていくというのも珍しくありませんでした。(裏返して、ドラム式洗濯機で乾燥までかけています)
まだ肌寒い日は、上から薄手のパーカーなどを羽織り、暑くなったらこれ一枚で。
4月~7月までもう何回着たか分かりません。
今後もまだまだ着るでしょう。
ちなみに今日も着ています( ´∀`)
娘の様子
そんな娘を見ていると、迷わずコレ!というものがあるって幸せだなと思うようになりました。
はじめは高いと思っていた洋服も、こうも頻繁に着ていたらそうでもなさそうだと。(ワンピースだって嬉しいだろうなと(*´ω`*))
女の子は、自分が気に入ったものでないと着なくなります。(男の子は用意されているものをそのまま着ますが笑)
ならば、たくさん買うのではなく、子どもの服だってお気に入りを必要十分な量揃えてあげて、毎日好きなものを着れる喜びを味あわせてあげたい。
このワンピースの一回当たりの着用料を計算してみる
低めに見積もって、4月~10月まで1か月に10回ずつ着たとします。
すると、合計で70回。
買い物の計算に当てはめてみると
洋服の値段÷着用回数=1回あたりの着用料
12000÷70=171
低く見積もって一回当たり171円です。
しかもこれはワンピースなので上下合わせてこの金額になります。
これは、十分着たと言えるのではないでしょうか。
子どもの服への考え方の変化
私はこれまで、学校に12000円の服を着ていくなんて考えは、これっぽっちもありませんでした。
でも、娘がこのワンピースを着る様子をみていると、そうばかりも言ってられないなと思うようになりました。
買う時は高くても、
・着る度に子どもが嬉しそう。
・何度洗濯しても傷みが少ない。
・心なしか子どもが素敵に見える!?(笑)
12000円の価値は十分あるなと感じています。
みなさんも、お祝い等でもらった服を、こんな風に感じたことはありませんか?
手頃なものをたくさんもいいですが、数を多く持たないことで質のいいものを買うことが可能になります。
自分で買うとなると、子どもの服にこんなに…と即座に決断はできませんが、こういう考えを持っておくだけでも子どもの洋服の見方が変わります。
おわりに
これがいい!と素直に表現できる子
自分の本当の気持ちに蓋をする子
どんな風に育ってほしいですか?
私は前者です。(わがままとは違います)
私自身、自分のしたいことを素直に表現したほうが願いは叶うという経験をこれまで何度もしてきました。
子どもたちも幸せに生きていってほしい。
そのためにはしたいこと、やりたいことは素直に表現してほしい。
もちろん、我慢するときも必ずあると思います。
でも素直に表現できる喜びは忘れないでほしい。
洋服選びも、親の価値観だけで決めつけるのではなく、子どもの考えも聞いてみると、これまで気づかなかったことに気づけるかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。